3月末、サクラの季節、日本大好きのトルコの構造設計家が84歳の母親と82歳のその妹(つまり叔母)を連れ来日しました。事前に彼から、母親は、世界最古の大学の一つでトルコの名門のイスタンブール大学卒、生物学を専攻、卒業後は教師に、叔母も同様イスタンブール大学卒、法律を専攻、卒業後は国営企業で勤務、と聞いていました。都内で食事をご一緒した際、母親に「1960年イスタンブール大学に入学した際、女子学生は何人くらいいましたか?」と質問、母親はいとも簡単に「半分はいました」、すかさず1962年入学の妹は「私の時はもっといました」とのこと。驚きました。OECDデータによるとトルコでの女性研究者比率はOECD加盟国の中でもトップクラス、スウェーデン、フィンランド、アメリカなどよりも上位です。当時からトルコの名門大学では女子学生が半数いたわけで、社会で女性が活躍している背景を理解しました。私が早稲田大学建築学科に入学した1967年、180人定員で女子学生は2人、1%でした。
女性の社会参画という観点から、日本は先進国のなかで「異常」な状態であることを認識する必要があります。話変わり、人口減対策で元建設省課長、元岩手県知事増田氏が座長を務めています。当時(今も)の時代背景からすると、増田氏は有能な官僚として滅私奉公、残業残業で、おそらく(私の偏見かもしれません)家事、育児などやったことが無いのではと想像しますが、そうした方が人口減の対策の座長に就任する組織の見識を疑ってしまいます。