作成者別アーカイブ: 原田 敬美

千葉県旭市で鴨料理、鴨・白鳥の生息する水辺の視察

食通の友人やその仲間に誘われ千葉県旭市幾世789にある鴨料理才兵衛に行き、鴨料理を堪能しました。農地の真ん中に数件の住宅が建っている集落の一軒家がその料理屋。田んぼの真ん中の料理屋というのは立地がユニークです。自宅を兼ねた料理屋で、庭石、植木などがきれいに配置されています。和室には、ユニークな床柱があり、天井の杉材は幅90センチと幅広でユニーク、その杉材は見るだけでは本物かどうかわかりませんが、中杢というきれいな文様。若女将に曰く、一部のお客さんから東京に進出したらと誘いがあるそうです。しかし、家族経営だからこそ経営が成り立っており、家賃の高い東京に進出し、従業員を雇うと固定費がかかるので経営的に困難とのこと。納得。お勧めの料理屋です。隣接の東庄町の水辺に多くの鴨と白鳥が生息し、鳴き声が東京では聞けない自然の音。白鳥が集団で飛び交う姿は壮観です。旭市は、イチゴ生産では千葉県で一番。また、太平洋に面した飯岡漁港ではシラスが水揚げされます。果物、海産物も豊富です。お勧めの場所です。お店のご主人から、旭市、銚子市、利根川挟んでの茨木県の自治体間の人口移動の話、企業立地の話など生の地方の課題を聞かせていただき、地方政治について勉強になりました。

平和研究所設立する。参画してくれ。類似研究所との差別化は?事業計画、予算計画は?事務所家賃一部2万円払ってくれ

2年以上前、知人(元大学文学部教授)が平和研究所を設立したい、協力してほしいと依頼がありました。数人の元自衛隊の将官クラスも準備会に出席しました。私は、建築文化の観点から多くの外国人と交流がありますが、平和問題は素人です。文化というソフトパワー(人的交流)の観点からなら何らかの協力ができるかと思い、準備会に出席しました。氏は、三木谷さんにでもスポンサーになってもらい、いずれはストックホルムの平和研究所などとも連携したい、という壮大な話。ついて行くのが大変そうな話し。

私の発言(質問)、「平和研究所は多くありますが、今回の平和研究所は他の研究所とどのように差別化するのか?何を特徴とするのか?」に対し、回答なし。また、「事業計画と予算計画は?」に対し、氏は「事業計画、予算計画はない、3年経ってその時はその時、ハッハッハッー」これはおかしいと感じました。

その後、氏は「横浜に事務所を開設する。ついては、5人の役員予定者に家賃の一部2万円払ってほしい」と催促。私がそこで仕事するならともかく、氏が主に働く予定の事務所の家賃の一部を払ってくれは不自然な話。別の元将官からも私に電話があり「年金生活者で2万円なんか払えない。しかも自分がその事務所で働くわけでもないのに」と。氏の「道楽研究」のためのオフィスの家賃を仲間に負担させようとする意味不明な話。

その後、氏から「僕と付き合っていると原稿依頼があるよ、設計の仕事もあるよ」と意味不明な誘惑的言葉。70歳のベテランに対して言う内容でありません。私は40歳の時、朝日新聞の部長(後年社長)から依頼され2年間朝日新聞のコラムを執筆しました。朝日、読売、毎日から依頼され論説記事を6本書きました。設計も、公共住宅、文化施設、福祉施設、交番など公共施設の設計、店舗、個人住宅など多くの仕事をさせていただき、現在も継続しております。若い建築家に「僕と付き合っていると設計の仕事があるよ」と誘い水の言葉は効果あるかもしれませんが、70歳の建築家に対しての言葉ではありません。「研究所作る」の話から2年経ちましたが、「平和研究所」が設立された様子はありません。氏は夢でも見て楽しんでいたのでしょうか?意味不明な話しに付き合わされました。

水谷八重子命あるかぎり・昭和を歌う、元気をいただきました。

水谷八重子さんのリサイタル、「命あるかぎり 昭和を歌う」が11月21日(土)銀座ヤマハホールで開催され、拝聴しに行きました。お年を重ねておられますが、休憩時間なしに連続し1時間半以上歌い続けました。真っ赤なドレスを身に着け、昭和のお馴染みの歌を次から次へと歌い続けました。途中で、歌の解説などしゃれたお話もあり楽しませていただきました。素敵な歌と、4人のバックの演奏で、歌を楽しみ、また、昭和を思い出しました。何よりも、命ある限り歌い続けるという水谷八重子さんのエネルギーに感激、元気をたくさんいただきました。12月の下旬には、赤坂区民センターで「大つごもり」という水谷さんのお得意のお芝居があります。

ゴーン「報酬自在」・フルブライト同窓会・フルブライト財団事務局長(代行)も報酬自在?

ゴーンの裁判が継続。「報酬自在」だったと証言がありました。凄腕経済人と称された人物の本性が暴かれました。私の身近な所にも同様のトラブルがありました。金額は異なりますが。フルブライト同窓会・フルブライト財団の事務局長代行のW氏、フルブライト財団の副理事長です。自分で自分の報酬を、基準もないのに勝手に決め、同窓会組織、公益組織を私物化し、残念です。
私はかつてフルブライト同窓会長を務めました。その際、事務局長(同窓会と財団と双方の)にMさんを指名しました。Mさんは本職(大学教授)がありましたが、精力的に同窓会活動のため事務局長職を汗をかきながら務めてくれました。私が、ボランティアレベルで少額ですが報酬額を決め、支払いました。
2017年春、MさんからFさんに事務局長が交代。私は2人を慰労しました。2017年の夏、しばらくぶりに事務局長のFさんに電話したら、フルブライト財団副理事長のWさんが「事務局長代行」という立場で事務を務めていることが分かりました。Fさんが交代させられたこと、知りませんでした。私は、当時、フルブライト財団の評議員(人事などを所掌する)でしたが、評議員には何ら連絡がありませんでした。それが問題1。
次に、副理事長(事務局長代行兼務)が理事長と相談し、勝手に自分の報酬を決めていることが判明しました。しかも、報酬額を評議員会に報告しません。決算にも関係しますが。評議員会で問題になりましたが、Wさんもフルブライト財団理事長のBさんものらりくらり。以上が問題2です。事務局長(代行)は様々な議案の説明と回答をしますが、常に腕を組み、目をつぶり、足を組み、そっくり返って座る横柄なマナー。元銀行員ですが。
次に、人事の問題です。社会の第一線を引退した老人が名刺の肩書欲しさから、財団の理事長と同窓会会長をたすき掛けで交代し、長期政権を続けています。ロシアのプーチンとメドベーチェフの関係と同じです。
フルブライト同窓会の会長だったB氏は、元事務局長Mさん曰く、名刺の肩書が欲しがるタイプ。同窓会長任期を終え、財団の理事長だったIさんを口説き、任期途中の財団の理事長Iさんを交代させ、Bさんが財団理事長に就任。本来、若手にどんどん譲り、若返りを図るべきです。お二人とも80歳近い方。私が同総会長を務めたときは60歳。
同窓会、公益法人の人事、報酬を私物化している方がいるのは残念。本来、会員のためのボランティア組織です。評議員有志が評議員会で理事長と副理事長(事務局長代行)を質しましたが。その後、理事長、副理事長2人が独裁政権を敷くため良識ある評議員を総入れ替え。恐ろしき老人パワー。これからの高齢者のモデルか?

アメリカ最高裁判事承認プロセス

日本の最高裁判事は内閣総理大臣が決めて、すべての手続きは終わりです。アメリカの最高裁判事承認の件、最近トランプ大統領がエイミー・バレット女史を指名し、話題になりました。私はCNNテレビで上院の公聴会の様子を少し視聴しました。

実況中継を見て驚きです。4日間も公聴会に呼び出され、上院議員から様々質問があり、答弁します。私は、机の配置などインテリアに興味がありますが、V字型のデスク配置で10人程度の議員が座り、V字の全体を見渡す位置にバレット女史が一人座り、(V字型に並んだ議員のすべてからにらみつけられるような位置に座ります)厳しい質問を浴びせられ、答弁します。日本の手続きと異なり、候補者が上院の公聴会に呼び出され、そつなく、議員が納得し、視聴している国民が納得する答弁をしなければ最高裁判事の人事は承認されません。アメリカ的ディベイトを通じての任命です。候補者の考え、人柄などディベイトを通じて理解できます。

日本では、最高裁判事の声を聴いたり、考えを聞くことは全くありません。いずれ、アメリカの承認方式のように、国会で公聴会をしたうえで承認する手順にしたらよいと思います。もっとも、アメリカの国会議員の8割は弁護士で、立法、政策立案能力がありますが(アメリカは基本はすべて議員立法です)、日本の国会議員で最高裁判事を承認するかどうかの公聴会で質問できる能力ある方がどの程度いるか、???です。

アメリカ大統領選挙一年の長丁場

毎日あふれるアメリカ大統領選挙の報道でした。すでに結果はご承知の通り。大統領選挙の方法について立派と思うのは、選挙を一年もの時間をかけ実施していることです。我こそはと手を挙げ、民主党も共和党も候補者が10人以上現れます。日本人にとり、ほとんどが新顔です。

日本は年功序列型、次、誰が出そうかある程度想像できます。アメリカでは一年かけ候補者がディベイトで自分の政策、人生観、家族のことなど演説し、投票で勝ち抜き、最後は、民主党と共和党の候補者が選ばれ、両候補の決戦となります。一年かけての議論ですから、多くの方が、候補者の人柄、人生、政策など判断できます。

日本の選挙は1週間から10日程度で、後はポスター掲示と特定の場所での演説会のみですから、候補者の本当の姿、人となりはなかなか理解できません。日本でも、一年前とは言わなくても半年間くらい、候補者が集まり集団討論をするなどしたらより好ましい、望ましい候補者が選ばれるのではと思います。

東京の高速道路手抜き工事、福岡県の建設会社受注の不自然さ

週刊文春の報道で、高速道路手抜き、国交省とNEXCOが握りつぶした告発状、福岡県宗像市の会社が手抜き工事、と書かれています。不自然さを感じるのは、都内の日野市や調布市での小規模な橋梁工事ですから、地元周辺の建設会社が担当するのが自然ですが、福岡県宗像市の建設会社が受注、担当したことです。よほど大きな政治力がないと、遠く離れた福岡県宗像市の会社が受注することは考えられません。立派な工事をしたならともかく、手抜き工事。しかも、公共事業に必要な指名参加資格が停止処分になっていたとの報道です。
地元出身のだ衆議院議員宮内秀樹氏が間に入っているとの報道。最悪のケースです。

女性の社会参画の政府目標・先送り。海外での体験に基づく提言。

多くの女性が活動する社会を夢見ている立場から、7月25日読売新聞の報道で、政府は2020年までに国会議員、民間企業の管理職の女性が占める割合30%にするという目標を先送りをしたことを知り、残念に思います。総務省労働力調査によると、民間企業の管理職割合は2019年14.8%、衆議院議員の女性議員の割合は9.9%です。欧米各国では女性の指導者層の割合は40%以上あると思われます。以下、海外の実情と日本の課題を書きます。

1 将来の幹部候補の母集団。:1971年スウェーデンに留学した時、ストックホルム工科大学建築学科で女子学生の割合は60%(女子学生からの回答)、隣国のフィンランドのヘルシンキ工科大学建築学科の女子学生の割合は同様60%(教授からの回答)。1990年代、ハーヴァード大学建築大学院の女子学生の割合は大学院学生600人に対し50%いました。(ハーヴァード大学統計資料)卒業生の半数以上が女性だから、社会でも半数女性がいて、管理職も半数女性がいるのだと思います。

1967年私が大学に入学した年、定員180人で女子学生は2人(1%)。卒業後社会で女性の割合、単純に1%、幹部も最大でも1%となります。まずは、人材の供給源の絶対数を大幅に増やす必要があります。

2 海外で女性の活躍の実態:(1)女性教員の活躍:1974年私がライス大学建築大学院に留学した際、修士号審査教授はアデール・サントス女史。後年MITの大学院院長を務めました。(2)2019年ライス大学同窓会誌によると、建築大学院院長のサラ・ホワイティング女史が秋からハーヴァード大学建築大学院院長に就任と紹介されていました。(3)アメリカ建築家協会(AIA)誌によると、現在プリンストン大学建築大学院院長はヴェネゼラ出身のモニカ・ポンチェ・レオン女史です。(4)ライス大学建築大学院の同窓会誌によると、2020年の秋学期からライス大学に3人の女性教授が就任します。ライス大学建築大学院は学生数75名、教授は15名ですので、女性教員の割合は高いです。(5)トルコの大学、2014年トルコの国立コジャエリ大学主宰の国際会議に招へいされました。学長、副学長、建築学部長、法学部長、海洋学部長(操船学科)、メディア学部長らは女性などなど。イスラムの国での現実に驚きました。アメリカの建築専門誌に、「ハーヴァード大学建築大学院教授募集、学部長募集」など、広告があります。日本では、東大、早稲田などは、退職する教授が後継者を水面下で指名する方法です。女性に機会はほとんどないと言えます。

 3政治・行政での女性活躍の実態。(1)多くの女性市長。ニューヨークタイムズによると、シカゴ市長、アトランタ市長、サンフランシスコ市長、首都ワシントン特別市長など主要都市の市長は女性で、かつ、黒人です。また、昨年面会したオハイオ州、フィンドレー市長(人口5万)市長は27歳の女性。オハイオ州で最も若い市長です。(2)人口200万人全米4位のヒューストン市、22人の局長がいます。そのうち10人が女性です。しかも財政局長、都市計画局長、建設局長、市役所裁判所長など枢要な局長です。また、ヒューストン市議会は定数16名、うち半数の8名が女性議員です。残業などなく、深夜に及ぶ議会もなく(昼間堂々と議論します、あるいは傍聴したい市民のため一定の夜間議会もあると思います)女性にとり働きやすいです。 

4社交方式の実態。欧米の社交は、昼のビジネスランチなど明るいうちの社交、また、自宅で家族同士の社交が多いです。日本では男同士でナイトクラブ、料亭などの社交が多いです。女性は参加しにくいです。日本では宴会というと酒を「飲まされます」。王米では酒はマイペース、人に勧めることはありません。トップの指示で、女性が参加しやすいよう欧米流の社交方式にすべきです。 

5職住近接の都市構造。欧米の都市を見ると、都心に大量の住宅があり、職住近接であることが分かります。家と職場が近いと、女性も男性も早く、疲れず帰宅し、家事、育児、地域活動に参加できます。東京圏で通勤時間は平均90分です。(国の統計)都市構造を抜本的に変える必要があります。 

6男女の意識、バイアス。私が大学に入学した1967年。男女とも、女性に対する意識は「女性は卒業したら有名企業に勤め、結婚資金を貯め、25歳になる前に結婚する。」でした。そういう意識を持つ多くの男性が現在の社会の指導者層にいます。そういう意識の指導者層には意識改革をしてもらうか、あるいは無理なら指導者層から退場していただく必要があります。

拙著「健康快適都市」へのコメント

7月15日「健康快適都市」都政新報社刊360ページ、を出版しました。知人に献本しました。多くの方からコメントを頂戴しました。その中の一部ですが、「1年前に出版していれば原田さんを都知事候補に推薦したのに。」冗談の類ですが、都政に対して提言を多く書きましたので勘違いされたかもしれません。逆に、結果的に7月でよかったと思います。1年前でしたら、常識のない方は「原田は都知事選に関心があるのでは。」、あるいは、この6月に港区長選挙がありましたから、「港区長選挙に関心があるのでは。」と邪推されたかもしれません。文中、ロサンジェルス市への視察、出張(1988年)の際、ロス市警がヘリを出してくれましたが、「すごいねー」というコメントがありました。「50年前の資料をよく持っているね」「50年前のアメリカの物価をよく覚えているね」などのコメントも頂戴しました。様々なコメントを頂戴しました。ありがとうございました。

原田敬美の出版計画。欧米の建築・都市・自治体・大学。

7月中旬、「欧米に学ぶ健康快適都市」という本を出版予定です。50年間見てきた欧米の建築、都市、自治体、大学について体験を書きました。欧米のモノは日本と似て非なるものです。50年前、40年前、30年前見たモノは古臭いと言うなかれ。本書で紹介した欧米のモノはいまだに日本でできていません。最後の章で「パンデミック後の都市」を書き加えました。350ページ。全体構成。1章 都市の立体・複合化、 2章 都心型コミュニティ、 3章 ウォーターフロント開発、 4章 用途転換、 5章 文化芸術のための空間づくり、 6章 快適性を求めた建築・都市空間、 7章 自治体制度、 8章 欧米の自治体のおもてなし度、 9章 最近の地球規模の重要政策 環境、 10章 アメリカの地方都市の魅力ある小規模大学、 11章公共事業発注方式、 12章 パンデミック後の都市。乞うご期待。改めて詳細をご案内。