ブルガリアと長いお付き合いがあります。今年はバルカン地域の建築学会がルーマニアで開催され私は論文発表する予定です。
25年6月30日読売新聞によりますと、「東欧の脱炭素、日本に商機」の記事があります。パナソニック、IHI、三菱重工、川崎重工、三菱電機などの会社名が紹介されています。
6月26日大阪万博でルーマニアのナショナルデイが開催されました。一つはルーマニアの経済フォーラム、もう一つはルーマニアの交響楽団による演奏会です。私は経済フォーラムの招待状をいただいたので参加しました。主賓はルーマニア議会上院議長のボロージャン氏。プレゼンはルーマニア商工会議所会頭、その内容の一例として、「日本からの船舶での輸送について、スエズ運河からトルコのボスポラス海峡、黒海を経由しルーマニアの港町コンスタンツァまで4日要するが、地中海を経由しオランダのロッテルダム港までですとその数倍を要する、つまり、ルーマニアのコンスタンツァ港を利用し、ドナウ川を利用し東欧に物資輸送した方が経済的です。」また、EUの政策で「ルーマニアに有数のレーザー研究所を設置し、大阪大学含め世界各国の研究者を招聘し、将来的にレーザー研究の一大拠点にする」とのことです。
ブルガリアに国際建築アカデミーの本部がありました。今はローマに移転しました。アカデミー設立に際して、私の恩師の世界的に活動した菊竹清訓氏、タレテント的に有名な建築家黒川紀章氏などが参画しました。菊竹先生のご縁で私もアカデミーの活動のお手伝いをしております。ブルガリア、ルーマニア含め今後東欧のさらなる発展を期待したいと思います。
ルーマニアからの帰国後、体験を寄稿します。