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大阪府知事は暇か?

日本維新の会が「身を切る改革」を唱えていることに賛同する方は多いのではと思います。吉村知事が日本維新の会の代表としてしばしば上京し、総理と面会したりとニュースを見聞きすると、大阪府知事は頻繁に上京する時間(暇)はあるのか?と考えてしまいます。先日の選挙で大阪府知事選挙と市長選挙の費用に28億円要したとのことです。身を切る改革との主張と矛盾すると思われても仕方ない金額です。国会議員の定数を削減するという主張に一理あるとしても、要は国会での活動の内容が問題で、充実した政策の議論ができているかが課題です。日本の議会は、政府(行政)が作った案に対し、特に野党側から、イチャモンを付ける議論が多い、つまり、無駄な議論が多いと思います。アメリカの連邦議会、州議会、市議会は、議員同士が政策議論をし、法案を作り、それを、連邦議会なら大統領に提出、大統領が署名し、法律となります。議場に、大統領、大臣、知事、市長は入りません。イチャモン付けるだけなら、素人でも議員は勤まります。政務調査費の使い方も問題です。スウェーデンで、200円のチョコレートを政務調査費で買った国会議員が次の選挙で落選しました。国民の政治を監視する目も確かです。

身を切る改革というと、港区長時代、建築のプロとして、設計事務所が作成したと称する積算書を区長自らチェック、30億円の積算書を3億円減額させました。区長自ら汗を流しました。こうした活動を、身を切る改革と言えます。当時の港区の施設課長以下、施設課職員は、積算書チェックの作業をしていませんでした。そういう習慣がついてしまったのでしょう。

東京都、港区で海外留学支援の予算

東京都と港区の新年度予算で、海外留学支援の予算が計上されました。喜ばしいことと思います。東京都は都立高校で海外留学支援(3週間の短期留学制度、合計192人分)の4億円を計上しました。港区では清家区長が、海外留学を促進するための常設の相談窓口を開設、併せて、海外大学の都内キャンパスでの体験プログラムを新たに実施すると発表しました。港区内には80の大使館があります。国際都市とも称されますが、私の区長時代、国際化に対する意識を持つ議会人はゼロ、幹部職員も同様でした。

一方で、留学経験がある原田が海外の話をすると、「原田は外国かぶれ」などといじめとも言える発言を耳にしました。大リーグもサッカーもハンバーガーも外国産です。また、そういう嫌味な発言をする方は、日本文化を分かっているのかというと、分かっていません。私は、日本の伝統建築の研究、書院造や茶室の設計もしました。中学、大学で体育の授業で柔道を学びました。母の下で生け花、お茶も学びました。自分の知識不足を棚に上げ、人を傷つける発言をする方がいたのは残念です。

3度の留学の意味

広報東京1月号に「大学生向けの海外留学支援制度」で短期コース最大90万円、中長期コース最大315万円と記載されています。港区役所も「MINATOまるごと留学」「放課後英会話教室の拡大」、中学生のシンガポール修学旅行など展開されています。異文化に触れ、新しいことを学び、最先端の知識を学び、と・・・留学に様々な目的がありますが、結構なことです。個人的には、やっとここまで来たかという思いです。

私は1969年、早稲田大学の交換留学生としてアメリカ、オハイオ州にあるThe College of Woosterに1年間留学、1971年IAESTE(国際科学技術研修協会)の技術研修生としてスウェーデンのカール・クリスティアンソン建築デザイン事務所に研修留学、オフィスランドスケープ(今日の快適オフィス)を学びました。最先端デザイン技術です。3度目は、最難関のアメリカ政府の奨学金フルブライト留学生としてアメリカ、ヒューストンにあるライス大学建築大学院に留学しました。指導教官はその後ハーヴァード大学大学院長に就任するピーター・ロウ氏、修士号審査教授はその後MIT大学大学院長に就任するアデール・サントス女史の下でまなびました。世界最高の教授であり、最先端の技術を学びました。

こうした経歴は私の誇りであり、また、重要な経歴、実績の一つです。ビジネスの上でも重要な評価される要素です。港区長時代、就任直後「前職は設計事務所社長でした」では区民がなかなか私を理解しにくいと思い「学生時代3度海外留学した挑戦心ある人物です(ですから安心してください) 」と挨拶しました。まもなく私を担ぎ出し、かつ、「院政は敷きません」と約束した元区長菅谷氏から「経歴を語るな」とお説教されました。菅谷氏は中卒で港区役所に就職、夜間高校、夜間大学卒の立身出世の人物、しかし、某課長曰く「菅谷氏は学歴コンプレックスがある」とのこと。私が自分の長所として高学歴、最先端の知識持っていることをアッピールすることに、ある種のやっかみ、嫉妬だったのでしょう。また、某ベテラン区議から(民主党幹事長、セクハラ癖、大ぼら吹き、経歴詐称の人物)「原田は外国かぶれ」などの悪口を言われました。また、区長時代後半には政策経営部長(区長の側近の部長)のN氏から「フルブライト留学したと言わないでください」とお説教。部長の立場からすれば区長にそのような発言をできるはずが無いので、誰かから指示されたのでしょう。80も大使館がある港区政の実態です。残念です。

留学することは、まず、英語の勉強をしなければなりません。また、留学試験の受験に多くの応募書類を作成しなければなりません。そして試験当日、英作文、日本語の面接、英語の面接があります。大変なストレスです。留学受検をしたということはこうしたストレスに耐えたという証明でもあります。合格後、留学先で日本人一人の中で生き延びなければなりません。厳しい勉強をしなければなりません。毎学期の試験に一定程度の成績を残さなければなりません。でなければ奨学金はカットされます。新しく友達も作らなければなりません。社交性を発揮しなければなりません。1970年頃の通信環境からすれば日本の家族と連絡を取ることはほとんど不可能で、ホームシックにも打ち勝たなければなりません。最先端の技術、知識を学び、多くのストレスに耐え、多くの友人を作ったということは稀なことと言っても良いです。そういう努力を理解できないレベルの方が港区役所、港区議会に一部にいたことは残念でした。

カスハラ、異なる視点から

カスハラ対策が最近目につきます。結構なことですが、一方で、怒りたくなる原因を作る側の問題もあります。民間企業では、「お客様第一」ですが、中には無礼な接客をする人物もいます。礼儀作法についてお説教したくなる場合もあります。銀行でも時々不快な出来事があります。

問題は役所です。役人の優位性意識から「上から目線」の人物がそこそこいます。若い時の体験です。第一の事例、某役所で、私が読売新聞社の懸賞論文に入賞し賞金をいただいた時、某役人から電話がありました。私はお祝いのメッセージかと思ったら「賞金もらったんだからごちそうしろ」と要求。仲間2人連れてきて3人を接待することになりました。役人の「たかり」です。その後、その人物から「上司が海外の情報を欲しがっているので資料をくれ」と言われ、メモ書きですが報告書にし手渡しました。こうしたことが複数回続きました。しばらく経過し、結局その職員は私の持つ海外情報を利用(搾取)し、上司からの評価が高くなることを狙っていたのでしょう。私は上司、さらに、上級の幹部に直訴しました。

第二の事例、某役所で、ある報告書を編集するので編集委員になってほしいと依頼がありました。お役に立てればとお引き受けしましたが、全くの無報酬。役人の優位性の立場からの民間人に対する搾取です。

第三の事例、某役所で、長年まちづくりのコンサルタントを務めてなかなか具体的に成果が出ないので課長に「具体的に動いてみませんか?」と丁重に提言したところ激怒され、いんぎん無礼な表現で「お前は首」と言われました。周りにいた若い職員は「課長の腹の虫の居所が悪かったのかな?」という解説。今でいうパワハラです。この程度の課長がいるということです。

第四の事例、某役所の役職のない担当職員から無礼な言葉をかけられました。言葉遣い、礼儀作法をわきまえない、「俺は役人だ、偉いんだ」と勘違いしている職員がいることに驚きです。

最近では港区役所の高齢者支援課から送付された「公衆浴場入浴券」が破損のおそれがあり「新しい券と交換してほしかったら役所まで交換しに来い」とのメモを渡されました。自らのミスを棚に上げ、「体力の弱っている後期高齢者に区役所まで交換しに来い」(交通費かけて役所へ訪問すれば本末転倒)と若手職員の指示。これに対し、課長や区議に苦情を伝えました。Yという職員の不親切極まりない対応に内心怒り心頭です。原田区長の時代、私は民間人ですから「区民サービス」にベストを尽くせと常にお説教していましたが、その後の20年にわたる区役所職員出身の武井区政で「区民サービス」の視点をどこかに置き忘れてしまったのでしょう。

こうした彼ら彼女らの不適切、不親切な対応に怒鳴りつけたくなる気持ちが自然と湧いてきます。こうしたカスハラの原因を作っている側の問題も解決する必要があります。

公務員は英語で「Public Servant」つまり、市民(区民)に奉仕する召使という意味です。この英語の意味を知っている市長や公務員は何人いるでしょうか?

港区2003年と2023年教育委員会の成せる行動の比較

2003年秋、(翌年2004年6月は区長選挙を控える微妙な時期)教育長I氏が突然飯倉小学校廃校を宣言。区長である私は一切指示を出していません。「廃校」は必ず政治課題になります。背後に原田に恥をかかせようという力が働きました。教育員会は政治から独立した組織ですので、私は、教育委員会の決定を追認するしかありません。

2023年秋、(翌年2024年6月は区長選挙を控える微妙な時期)教育委員会が突然中学生のシンガポール修学旅行を発表しました。明らかに区長選挙対策です。しかも、この決定プロセスは与党の自民党にも事前に報告、相談もなく、当時の自民党幹事長O氏はカンカンになって怒ったそうです。さらに、就学旅行の生徒一人当たりの予算単価は60万円。同時期、私は国際会議でシンガポールを訪問しましたが、最高級リッツカールトンホテルに泊まっても27万8千円です。予算書見たら企画料5000万円と記載されていました。海外視察豊富な体験に基づくと法外な金額です。港区と旅行会社との癒着が疑われても仕方ない予算額です。教育委員会は「中学生に国際化対応を学ばせたい」との主張でした。私は3度の海外留学経験がある「国際人」を自負していますが、区長時代、一部の議員や幹部職員から「外国かぶれ」などひどい差別的な言葉を浴びせられました。嫉妬やっかみの類でしょう。私からすると今更何ですか、と言いたい気持ちです。

都議会で女性活躍の活発な質疑

 12月10日東京都議会で「女性関連施策」について活発な議論がありました。働き方、トイレの混雑などについてです。好ましい様子と思います。以前も書きましたが、半世紀前スウェーデン、アメリカでインターンとして働いていた時、5時で全員が帰宅し、残業で残る方はゼロでした。イギリスの大手企業英国石油(BP)社に就職した私の後輩は上司から「家族を大事にしろ(残業しないでさっさと帰宅し家庭サービスをしろ)」」とお説教されたと本人から聞きました。

 私の本職は建築家です。自らの設計の際、また、公共事業で意見を求められた際、女性の働き方の観点から意見、助言をします。いくつかの事例です。まず、階段の手すりについて、女性のプライバシー保護の観点からの設計になっているか?プライバシー配慮に欠如した階段の手すりの設計が多いです。見上げるとスカートの中が丸見えになる設計が多いです。2番目に、トイレの数について、女性は、男性と比較し、トイレでの所要時間が長いです。男性トイレよりも多めに、かつ、少しゆったり目に設計しなければなりません。また、プランニングの際、安全面への配慮も必要です。3番目に床材について、デザインに凝り過ぎ、御影石でピカピカに磨き、鏡状の床材を見かけます。スカートの中が丸見えになります。4番目に家具について、昔の価値観の男性が偉そうにそっくり返って座るようなデザインの椅子は女性に不向きです。5番目に、工事現場について、女性の監督員、女性の作業員のために、女性用トイレ、女性用更衣室、休憩室が必要です。

 以上のような指摘をすると多くの方はポカーンとして、原田は何を言いたいのか?という顔をする方が多いです。建築界も女性の参画の観点から見ると改革をしなければならないことが多いです。

ナベサダ福岡県築上市で公演

ジャズの第一人者のナベサダが福岡県築上市の音楽ホール(ハイヴィジョンホール)コマーレでリサイタルをしたとご自身のフェイスブックに投稿がありました。うれしかったです。その音楽ホールは30年前、私が設計した建築物です。400人の小規模な音楽ホールですが、音響性能は九州一と思います。現町長新川氏と面会しましたが、「音響性能が良いので近隣の地域の皆さんからも使わして欲しいと多くの依頼があります」とのことです。

近くに航空自衛隊の築城基地があり、ジェット戦闘機が轟音出して離発着します。また、1時間に一本程度、日豊線の特急が椎田駅を通過する際、汽笛を鳴らし高速で通過します。その際の騒音、振動はかなりのレベルです。音楽ホールはジェット戦闘機や特急列車の騒音も跳ね返しています。実は音響設計はNHKが担当してくれました。今となってはNHKに感謝です。

外観はオランダ風にして欲しい(運河が張り巡らされた町づくりをしたい夢をお持ちでした)と当時の町長の要求でした。たまたま偶然ですが、当時、私の事務所にオランダ人の建築家(名門デルフト工科大学卒)が二人いましたので、私が作成したスケッチを見せ、彼らに確認したら「オランダ風です」と言ってもらったので安心しました。30年経っても大切に使っていただいていることに町の皆様に感謝です。

運転免許高齢者講習、鮫洲で

2年前のことです。運転免許高齢者講習に東京品川にある鮫洲運転免許試験場に行ってきました。結果、認知症の可能性はなし、運転技能も問題なし、という結果で一安心しました。運転は、都心住まいですので車を持たず、地方出張の際レンタカーで運転する程度です。

鮫洲運転免許試験場での驚きです。職員のマナーが一流ホテル並みです。入口に入ると、数人のスタッフがおり、「高齢者講習に来ました」と言うとスタッフが「エレベーターで4階に行ってください」と則案内。4階ホールに到着すると、同様、数人のスタッフがおり、所定場所まで案内してくれました。講習も丁寧でした。五つ星のサービス内容です。試験場の建物は明るく良い雰囲気でした。建築家の目から見て素晴らしい建物と評価します。

警視庁運転免許センターから高齢者講習の案内はがきを受け取った際、以前講習を受けた目黒にある民間の日の丸自動車教習所が講習場所の一つとして記載されていたので、日の丸自動車に指定の時間に電話しました。話し中で、しばらくして電話すると「本日の申し込みは終了しました」と録音が聞こえてきます。講習申し込みは、今の時代なら、ファックス、メールでの対応もありと思いますが。あるいは、電話回線を増やし、申し込みの対応を親切にすべきとおもいます。民間の教習所ですが、不親切な印象でした。公設の鮫洲の方がはるかに親切、丁寧でした。官民格差の逆転現象!


デジタル、ニッポン苦境

2025年11月28日の読売新聞記事に「検証 デジタル、ニッポンの苦境」という記事で、一橋大学名誉教授野口悠紀雄氏と経産省若手新政策プロジェクトリーダー津田通隆氏のインタビューがありました。野口氏は「2000年頃起きたIT革命の変化について行けなかった」その原因の一つは「大学における研究や教育体制が旧態依然」と指摘。また、企業もデジタルでビジネスモデルを変革しようという動きは盛り上がらなかった」その原因として「日本の企業文化は保守的で、長期雇用と内部昇進を重んじ、外部からの新しいアイデアや革新的な技術を取り入れるのが遅れがち」と指摘しました。私は全く同感です。欧米の大学の弾力性、企業も大学も5年から10年で退職、転職する文化がありますが、日本は保守的、固定的、閉鎖的です。これでは国際競争に勝てません。

 また、津田氏は「2035年、日本のデジタル赤字が最大45兆円に達する」と指摘しました。

 ものづくりが得意な日本ですが、物作りに拘り過ぎました。デジタル技術分野にも優秀な人材がいるはずです。それを生かしきれない、リーダーの存在が問題です。

 10年近く前、ジョージタウン大学の名誉教授と会話しました。ジョージタウン大学は外交官などを育てています。授業内容を聞いて驚きました。国際法などの授業の他、技術政策の授業があるとのことです。G7等の主要国首脳会議で、最近は環境やIT等について議論します。すると外交官もそうした知識を持っていないと激しい意見交換について行けません。日本では外交官の多くは東京大学法学部出身ですが、東大法学部で「技術」に関しての授業があるのか不明ですが、おそらく、昭和の時代の講座が主流と思います。

ルーブル美術館展示品盗難事件、かつてルーブルを訪問した経験から感じること

ルーブル美術館で高額、重要な美術品が盗まれました。容疑者が逮捕され、事件の真相が解明されることを祈っております。

港区長時代、フランス外務省の招きでパリを訪問しました。港区南麻布にあるフランス大使館建替えの設計者を選ぶ設計競技の審査員を仰せつかりました。その時、フランス人の知人から「ルーブル美術館館長に会ってほしい」とお話があり、驚きました。世界トップの美術館の館長に会って欲しいとは!実は、当時、港区の廃校となった学校を活用し、ルーブル方式の絵画教室が開催されていました。そうした事情があったのかもしれません。

館長への訪問ですので、ガラスのピラミッドの正面入り口でなくスタッフ用の通用口から入りました。目立った位置でなく、驚いたのはセキュリティのスタッフもおらず、簡単な手続きで入館しました。率直なところ、世界のトップの美術館としては、正門の警備は厳重ですが、通用口の警備が甘いのではと感じました。館長としばし会話し、「せっかくの機会ですから特に見たい美術品があれば広報部長に案内させます」とのことで有名な美術品を数点案内いただきました。

その後、OECDに向かい日本部長(アメリカ人研究者)に面会しました。OECDの入口には機関銃を持った警備員がおり、入館には空港と同じセキュリティチェックがありました。直前、OECDが日本政府に都市政策勧告書を発表、特に東京の都心政策は港区の政策と密接に関係するので、勧告書の内容について日本部長にヒアリングすることが目的でした。