1月19日(金)の朝6時半頃アメリカCNNのニュースをたまたま視聴しました。ワシントンは前日の夕方5時半です。トランプ候補がアイオワ州の大会で大勝利を収めた件について3人のコメンテータがコメントしていました。3人とも女性です。おそらく3人はシンクタンクの研究員かCNNの解説委員と思います。(想像ですが)驚きました。というより、驚いてはいけません。日本ですと、政治解説ですと、一例ですが、東大の政治学の男性教授がテレビに出演しコメントします。
アメリカの大学の授業料は年間600万円から800万円です。日本では学生は教授に教えていただくと言う意識ですが、アメリカでは高い授業料を納めるからしっかり知恵を伝授してね、と言う意識です。アメリカの大学には研究室制度はありません。日本は師匠と弟子と言う関係です。学生は高額の授業料を納めていますので必死に教授に食らいつきます。教授も必死に月曜から金曜まで、朝から夕方まで学生を指導しなければなりません。ですからテレビなどに出ている余裕はありません。アルバイトして教育に専念していないと学生から裁判で教授は訴えられてしまいます。教授は常に学生と接していなければなりません。日本では「大学教授は偉い」と言う明治時代の意識、価値観がマスコミも視聴者も抱き、未だに大学教授のコメントはありがたいと言う考えです。日本でもまともなコメンテーターとして女性の専門家がドンドン出てきて欲しいと期待しています。