カテゴリー別アーカイブ: 建築設計

リニア談合、公取告発。上尾市長逮捕事件。港区では。その3、法律違反の職員達。

港区長時代、赤坂特養建設で談合情報が多く寄せられ、建築のプロの区長として、様々調査をし、また、問題と思われる積算書のチェックを自らしました。本来は施設課職員の仕事です。施設課職員はチェックをしませんでした。私は一目見て、カタログの単価以上の価格が記載されていたり、問題だらけの積算書と喝破しました。友人にポケットマネーで報酬を支払い積算書をチェック協力してもらいました。私自身、自宅で夜、積算書をチェックしました。30億円の積算書(設計事務所でなく、談合で落札予定のゼネコンが作成した積算書と思います)を3億円減額させました。

問題1。施設課職員の情報漏えい、守秘義務違反。本来施設課職員の仕事ですが、やる気がないので、区長自ら積算書をチェックしました。すると、施設課職員から談合のまとめ役と噂されたベテラン議員にその情報が伝わっていました。情報漏えいで公務員法違反と思います。件のベテラン議員Y氏は「原田は区長室で区長の仕事をしないで積算書をチェックしている。」とあちこちで話していると伝わってきました。

問題2。不正を知ったら公務員は告発義務があります。それを怠った罪です。契約担当のU助役、政策経営部長、施設課長、契約課長などは(他の部門の幹部達も)談合という不正を知りながら何もアクションを起こしませんでした。法律違反です。

リニア談合、公取、ゼネコン4社を告発。港区ではその2、新スポーツセンター。

3月23日、リニア談合で公取が大手ゼネコン4社を告発という報道。港区長時代いくつか耳にしました。区長自ら徹底的に正しました。数年前、田町に300億円の新スポーツセンターができました。総合評価方式ということで、建設会社が選定されました。金額だけで決める入札ではなく他の要素も総合的に評価する「総合評価方式」は良いと思います。しかし、評価項目が意図的だったり、特定の建設会社を有利にしたり、あるいは、不利にしたりすると問題です。

まず、300億円の高額な工事であるにもかかわらず、応募者が少数だったようです。私の

区長時代30億円の赤坂特養工事で16社の応募がありましたことを考えると不自然です。また、選考、評価の中に「港区内に立地する建設会社」という評価項目がありました。300億円という高額工事であることからすると本来は全国の大手企業に声をかけるのが望ましいです。小規模工事なら、地元業者の育成、配慮から、地元優先でしかるべきでしょう。300億円となると他市に本社地を構える企業でも問題ないはずです。「港区内に本社地がある会社」という評価項目となると極端に候補企業が絞られます。「総合評価方式」と称する公正な選考方法を取っていますよというパーフォーマンスで、結果的に、某企業に有利に働くよう意図的な方法ではと疑ってしまいます。

しかも、完成が予定より半年遅れました。お咎めもなかったようです。ほぼ同時期、町田市の文化施設で工期3か月遅れで建設会社が1年間指名停止処分を受けました。そうした事実とバランスを考えると、港区の対応は不自然です。当時の施設課の担当係長I氏に何度か電話で照会しましたが、しどろもどろでした。当時I氏は「仮に異動後でも、最後まで自分が責任持って担当、対応します。」と説明がありましたが、その後なしのつぶてです。

1998年建築基準法解説本を書き「民間人のくせに生意気だ」と耳に。

1998年、理工系出版社オーム社から急な依頼で「改正建築基準法の解説本を書いてほしい」と依頼がありました。執筆期間は何度1か月。知人の東京都建築指導課職員のSさんに協力してもらい、2人の共同作業で何とか1か月で書き上げました。出版後、旧知の東京都建築指導部監理課長Mさんから「部下が、原田という民間人が建築基準法の解説本を書いて生意気だと言っているけど、気にするな」とご注進がありました。驚きました。公務員が民間人に対する侮辱です。官が偉い、民間人が法律の解説本を書くなんでとんでもないという意識がとんでもないです。東京都の公務員は一般的に優秀です。しかし、民間にも多くの優秀な専門家がいます。また、様々な経験を持っている民間人が多くいます。そういう認識がなく、ただ公務員というだけで民間人を卑下する公務員は困ったチャンです。研修所、上司などが徹底し思想教育すべきです。

トランプ大統領の鉄鋼、アルミ製品の輸入品に課徴金、アメリカ建築家協会の反応

アメリカ建築家協会(AIA)の「ARCHITECT」をインターネットで毎月読んでいます。3月7日号に、トランプ大統領令の「鉄鋼製品(25%)とアルミ製製品(10%)に課徴金をかける」という発表は衝撃的にアメリカと関係する国々で発表され、大統領令の問題が指摘されました。建築家協会は建築家全体の利益の観点から大統領令に問題提起しました。

AIAの見解は、鉄鋼とアルミの製品価格の上昇となり、建築家と建設業界に問題が生じると指摘しました。主要製品の値上げとなり、建築費用の上昇となり、結果として建設業の売り上げが衰退し、経済に悪い影響を与えるということです。

AIAの見解のとおりと思います。専門家団体が専門家団体の利益のため、大統領に問題指摘をすることは適切と思います。日本でも、建築家、建設労働者などの利益のため、建築学会、建築士会は積極的に政府や議会に問題提起をすべきです。

 

日本学術会議で設計者選定のため会計法の改正について議論。難しいと思います。

元建築学会長、元建築家協会長の仙田満さんが昨年、日本学術会議で、設計者選定のために自由度を確保するため、指名競争入札を定めている会計法を改正すべきという問題提起をしました。

私は仙田さんに「会計法」改正は不可能とお伝えしました。法律を改正するということは大変は手続きが必要です。多くの議員の賛成がなければ不可能です。

私は港区長時代、区長の権限で設計者選定を金額の多寡で決める競争入札でなく「プロポーザル方式」(A-3の用紙1枚に提案を書く)を採用しました。そのプロジェクトに最もふさわしい建築家、コンサルタントを選ぶことが発注者にとり、ひいては区民にとり、重要なことです。また、巷間言われるような談合防止対策にもなります。

首長、施設課長(営繕課長)等の権限、指導力でできることです。具体的に実績を積み上げればよいことです。そのように仙田さんにお伝えしました。学者や専門家たちに政治事情を理解してもらうのに難しさを感じました。政治事情をもっと勉強いただきたい。また、海外の事情をもっと勉強し、日本でも海外の専門家の選定方式を採用するよう活動すべきです。オランダのハーグ市庁舎はアメリカ人のリチャード・マイヤー、ラトビアの首都のリガ市庁舎はイギリス人建築家、ヘルシンキ市の美術館はアメリカ人スティーブン・ホール、パリのルーブル美術館の入り口はアメリカ人、…これが国際標準です。

東大建築学科、建築歴史教授、藤井恵介先生の退官記念最終講義

2月23日、東大の建築歴史の教授、藤井恵介先生の最終講義に参加しました。私は日本建築研究会で35年伝統建築の勉強を続けております。藤井先生は日本建築研究会の顧問をお願いしております。日本建築研究会の初代顧問稲垣先生の弟子にあたります。

藤井先生は仏教建築史を中心に研究をしてこられました。博士論文は平安時代密教建築史の研究です。さらに、保存・調査分野で多くの寺社、地域の調査をしました。港区内でもいくつかの調査をしていただきました。

藤井先生に日本建築研究会で何度も講義していただきました中でユニークな学説は、中世のお堂が夢見(人生の方針決定の助言をいただく)の場であったという内容です。更級日記や当時の絵巻物から、特に女性達はお堂に泊まり込み、仏像の前で眠り、そこで見る夢を人生の選択肢の判断根拠にしたようです。

藤井先生に感謝、ますます研究活動のご発展をお祈り申し上げます。

 

美術展に参加、平泉会(へいせん)、六本木、新国立美術館で

去る1月24日から2月5日まで開催されたた平泉会の展覧会に建築スケッチ2点、小住宅のコンセプト模型3点を展示しました。平泉会は画家の保坂先生が主宰する会です。今年で30回です。会の方針は誰でも参加、水平組織です。私も3回目の参加です。間もなく69歳ですが、なぜか「新人賞」をいただきました。プロもアマも、4歳から94歳までの方が出展しました。4月に後半には上野の東京都美術館で開催されます。私も建築スケッチを出展すべくこれから作業開始です。保坂先生始め会員の皆様お世話になりました。スケッチと模型創作の良いインセンティブになります。

政策論文、たくさん執筆しました。これからも構想中です。

若い時から政策提案論文を書いてきました。相当数になります。今年の春は「アメリカの環境政策の経緯」について発刊予定です。昨年は「東京都とニューヨーク市の監査報告書の比較分析」、一昨年は「ニューヨーク市の観光政策と都市開発政策」について書きました。現在は来年に向けて「ニューヨーク市の治安政策」について構想中です。ニューヨークタイムズの記事を30年分分析しています。

「港区の環境アセス制度」、「港区の附置住宅制度」、「品川駅と田町駅の東西自由通路の整備方式」、「北区の景観アドバイザー制度」、「密集地区の居住環境の快適性指標」(これを博士論文にしました)、「23区のバランスシート分析とその活用方策」、をこの20年間に書きました。

さらに、「地域福祉制度」、「コミュニテイカレッジの提案」など30年、40年近く前に書きました。それぞれ1万字から6万字の量です。上記の分野に関心を持つ方が参考にしてくだされば幸いです。

論文執筆は全て、研究費はゼロです。この点、大学の研究者は参考としていただくとよいと思います。また、政治にかかわる方も参考にしていただけると幸いです。区長時代、論文執筆に2,3の区議からイチャモンがありました。港区議会の保守系野党のK氏、文書能力はありません、しかし、私の論文執筆活動にイチャモンを付けてきました。文書を書けないことから私へのあてつけ、嫌がらせだったと思います。また、自民党のK氏、区長になりたかったが、引きずり降ろされ私が突然区長に就任した恨みをずーと抱き続け、私の論文執筆にいつもイチャモンをつけました。本来、行政の幹部も議員も政策論文を書くべきです。

これからもいくつか気になるテーマで小論を書き続けるつもりです。ニューヨーク市の政策、ヒューストン市の政策(都市の発展の理由、1970年全米6位から現在4位、間もなく3位に発展)、若い時見た著名建築の設計理論など。特に海外については私の得意とするところですので、可能な限り書いて残したいと思います。今となっていは論文執筆はボケ防止が大いな意味を持つようになりました。

 

 

六本木商店街フラッグデザインコンテスト、多様な提案、多様な入賞者

六本木商店街では地域の活性化のため多くの事業をしていますが、商店街の照明灯に飾るフラッグのデザインコンペを毎年実施しています。今年の入賞者の授賞式は新年会の席で実施されました。今年のテーマは「よそおい」。審査員は六本木にご縁のある日本の代表的デザイナーの3人。葛西さん、廣村さん、柴田さん。入賞者の多様性に驚きでした。高校生からプロまで、また、台湾、タイの外国勢も。地方都市では四国から、北海道など遠方からの参加に敬意です。若い方にとり多いな自信となり、また、大いなる実績となると思います。参加者の益々のご活躍をお祈りします。入選作は近々、実際にフラグとして制作し、照明灯に吊り下げられます。六本木を歩く際、ぜひ、お楽しみください。

私事ですが、23歳と24歳と修士課程の学生時代、2年連続で、日本建築学会の設計競技に入賞しました。その時の入賞メダルは現在も弊事務所においてあります。大変な自信となりました。励みとなりました。履歴書に公式に記載できる経歴となりました。また、こうした実績を積み重ねることは大切です。

地下鉄門前仲町駅トイレ、都営地下鉄の勝ち

地下鉄門前仲町駅を時々利用します。親類が住んでおります。東京メトロの門前仲町駅と都営大江戸線門前仲町駅と2つあります。両方の線を使います。トイレの質の違いが判りました。門前仲町駅は都営地下鉄の勝ちです。都営大江戸線駅構内のトイレはウォッシュレットトイレです。東京メトロのトイレは従来型のトイレです。都営地下鉄門前仲町でウォッシュトイレを導入した理由、経緯は不明です。導入が大いに拡大するとよいと思います。時間とマンパワーがあれば全駅のトイレの状況を調べてみたいと思います。すでにどなたか調査されたかもしれません。数年前、某自治体の公衆トイレのデザインをしました。これからトイレの快適化、ユニバーサル化は大きな課題です。

今ウォッシュレットトイレは相当普及してきました。ウォッシュレットトイレについて私が最初に聞いたのが1973年早稲田の大学院で学んでいた時でした。同級生のYさんが「父親が商社勤務で、海外で用便の後シャワーで肛門周りをきれいに清潔にしてくれ、さらに温風で乾燥させてくれる道具が開発されつつある。」と私に語りました。私は「本当?」と半信半疑でした。今や日本がウォッシュレットトイレ大国となりました。