カテゴリー別アーカイブ: 地方自治

おめでとう、でなく、お気の毒に。区長就任時の言葉

平成12年6月港区長に就任した際、多くの方から祝福のお言葉を頂戴しました。その中で、「お気の毒に」と言われたことがありました。区議会議員、自民党の長老の1人O氏です。

氏は議長経験者。いわゆる真面目タイプの方。当選後O氏が「お気の毒に」と声をかけてきました。長年の区議会議員経験者として一部区議の問題行動や区議会での問題となる運び方を目撃し、行政、政治経験のない原田さんが大丈夫か、お気の毒に、と素直な感情がそのまま私への発言として発せられたのでしょう。逆に、それほど区議会が長年問題だらけ(区議会の議事を勝手に牛耳る、官製談合、開発利権などがあったのでしょう)O氏は理路整然とお話になる方でした。地元のための課題についてよく取り上げていました。ただ、組織を束ねタイプではありませんでした。

 

リニア談合、公取告発。上尾市長逮捕事件。港区では。その3、法律違反の職員達。

港区長時代、赤坂特養建設で談合情報が多く寄せられ、建築のプロの区長として、様々調査をし、また、問題と思われる積算書のチェックを自らしました。本来は施設課職員の仕事です。施設課職員はチェックをしませんでした。私は一目見て、カタログの単価以上の価格が記載されていたり、問題だらけの積算書と喝破しました。友人にポケットマネーで報酬を支払い積算書をチェック協力してもらいました。私自身、自宅で夜、積算書をチェックしました。30億円の積算書(設計事務所でなく、談合で落札予定のゼネコンが作成した積算書と思います)を3億円減額させました。

問題1。施設課職員の情報漏えい、守秘義務違反。本来施設課職員の仕事ですが、やる気がないので、区長自ら積算書をチェックしました。すると、施設課職員から談合のまとめ役と噂されたベテラン議員にその情報が伝わっていました。情報漏えいで公務員法違反と思います。件のベテラン議員Y氏は「原田は区長室で区長の仕事をしないで積算書をチェックしている。」とあちこちで話していると伝わってきました。

問題2。不正を知ったら公務員は告発義務があります。それを怠った罪です。契約担当のU助役、政策経営部長、施設課長、契約課長などは(他の部門の幹部達も)談合という不正を知りながら何もアクションを起こしませんでした。法律違反です。

リニア談合、公取、ゼネコン4社を告発。港区ではその2、新スポーツセンター。

3月23日、リニア談合で公取が大手ゼネコン4社を告発という報道。港区長時代いくつか耳にしました。区長自ら徹底的に正しました。数年前、田町に300億円の新スポーツセンターができました。総合評価方式ということで、建設会社が選定されました。金額だけで決める入札ではなく他の要素も総合的に評価する「総合評価方式」は良いと思います。しかし、評価項目が意図的だったり、特定の建設会社を有利にしたり、あるいは、不利にしたりすると問題です。

まず、300億円の高額な工事であるにもかかわらず、応募者が少数だったようです。私の

区長時代30億円の赤坂特養工事で16社の応募がありましたことを考えると不自然です。また、選考、評価の中に「港区内に立地する建設会社」という評価項目がありました。300億円という高額工事であることからすると本来は全国の大手企業に声をかけるのが望ましいです。小規模工事なら、地元業者の育成、配慮から、地元優先でしかるべきでしょう。300億円となると他市に本社地を構える企業でも問題ないはずです。「港区内に本社地がある会社」という評価項目となると極端に候補企業が絞られます。「総合評価方式」と称する公正な選考方法を取っていますよというパーフォーマンスで、結果的に、某企業に有利に働くよう意図的な方法ではと疑ってしまいます。

しかも、完成が予定より半年遅れました。お咎めもなかったようです。ほぼ同時期、町田市の文化施設で工期3か月遅れで建設会社が1年間指名停止処分を受けました。そうした事実とバランスを考えると、港区の対応は不自然です。当時の施設課の担当係長I氏に何度か電話で照会しましたが、しどろもどろでした。当時I氏は「仮に異動後でも、最後まで自分が責任持って担当、対応します。」と説明がありましたが、その後なしのつぶてです。

港区長秘書のミス。繰り返し。結構ストレスになりました。

平成12年6月に港区長就任しました。当時のS秘書係長に大変助けてもらいました。平成13年4月異動。新しい秘書係長Y氏が配置になりました。秘書係長選考で私がU助役に出した条件は「将来部長になる可能性のある人材を配置せよ」でした。残念ながらその意向は裏切られました。当時の政策経営部長、人事課長(現体武井区長)のミスと思います。Y氏はいわゆる一見公務員タイプ、真面目に仕事を進めるような雰囲気でした。しかし、週に1回ミスを続けました。ある時国政選挙で当選者に祝電を送る際、衆議院議員と書くべきところを参議院議員と書いて祝電を送りました。後で気が付き、謝罪文とともに再度祝電を送りなおしました。恥ずかしいかぎりでした。こうしたミスが続きました。何か、別の意図を感じました。

上尾前市長に有罪判決。何のため市長をしていたのか?

3月23日、上尾前市長に有罪判決、ゴミ処理施設汚職、さいたま地裁、と報道。官製談合防止法違反、受託収賄罪などに問われた島村穣前市長に対し、さいたま地裁は有罪判決。裁判長「継続的な癒着を背景に行われた…」と判決。

市長は市民のための仕事でなく、自ら(一緒に逮捕された議長も)の利権のために市長職を務めていたということです。残念です。職員が気の毒です。市民が気の毒です。市長の経歴など知りませんが、教養、政策立案能力で勝負というより、地位を悪用するタイプの人物だったのでしょう。この手の首長、構図は結構あると思います。教養を持ち、政策立案能力があり、倫理観の高い人物が首長を務める仕組みが必要です。民間企業の社長も同様ですが。

リニア談合、公取、ゼネコン4社を告発。港区では、その1

3月23日、リニア談合、公取、ゼネコン4社を告発と報道。またか!困ったゼネコン!と思いました。港区長時代のことです。赤坂特養の工事で談合情報が寄せられました。

まず最初。平成12年7月の区議会定例会で、共産党K氏の発言。「予定価格8000万円の設計業務が700万円で落札、契約。その額では業務として成り立たないので、裏にゼネコンがいるはずだ。区長は今後の推移を注視せよ。」区議会の公式の場での情報提供でした。翌年、私が談合情報を基に落札結果をしばらく保留したら共産党のK氏が契約案件を所管する総務委員会で「区長が談合情報を知ったのはいつか?」と質問したのに驚きました。当人が談合情報があるので気をつけろと発言した張本人です。

第2の情報。友人である高齢者施設の専門の建築家が「設計を担当しているはずの設計事務所U社を訪問。自分は高齢者施設の設計の専門家なので何か協力できることがあれば、と営業挨拶をしたら、U社担当者が、X建設に行ってくれ、と言われ他のに驚き、談合でX社が受注することを前提に設計協力をしている。」と情報提供がありました。

第3の情報。港区内の建設工事の下請け組織の責任者が区長室に入ってきて(長年、港区長選挙を応援してきたので、区長室にフリーパスだそうです)「区長、赤坂の件、X社で決まりでしょう」と言われ、驚くやら、あきれるやら。

第4の情報。港区政の事情通のK氏から詳細のことの経緯の説明がありました。その他にも。

公然と談合情報が区長に寄せられた以上、放置するわけにいきません。私の面子があります。また、私は公正に区長職を務め、区政を推進する立場だと明確にする必要があります。

積算書を自らチェックし、30億円の見積額を27億円に減額させました。施設課職員はチェック作業を全くやる気なしでした。これも驚かされました。既述。

16社指名されました。30億円の工事としては指名者数が多すぎます。談合を隠すためでしょう。数年前の港区スポーツセンターは300億ですが、わずか3者の指名でした。

私は徹底して調査し、公取にも上記の不自然さを報告しました。しばらくし、港区政の事情通K氏から連絡があり、K氏の事務所に来てほしいとのことでした。K氏は私を引っ張り出した元区長S氏からの紹介ですから、配慮しなければなりませんので、K氏の事務所を訪問しました。すると、件のX社の社長がいたのに驚きました。X社社長はただ頭を下げ、沈黙。K氏が「原田さんの厳しい追及に白旗を掲げます。参りました。談合を認めます。今後はしませんので今回の件お見逃しを」と通訳。

所謂「武士の情け」ということで日本を代表する大会社の社長が頭を下げているので、相手の気持ちを汲むことにしました。ところが、私の区長在任中も、また、その後も談合をしていたようです。日本を代表する社長ですが、チンピラより質の悪い連中です。

1998年建築基準法解説本を書き「民間人のくせに生意気だ」と耳に。

1998年、理工系出版社オーム社から急な依頼で「改正建築基準法の解説本を書いてほしい」と依頼がありました。執筆期間は何度1か月。知人の東京都建築指導課職員のSさんに協力してもらい、2人の共同作業で何とか1か月で書き上げました。出版後、旧知の東京都建築指導部監理課長Mさんから「部下が、原田という民間人が建築基準法の解説本を書いて生意気だと言っているけど、気にするな」とご注進がありました。驚きました。公務員が民間人に対する侮辱です。官が偉い、民間人が法律の解説本を書くなんでとんでもないという意識がとんでもないです。東京都の公務員は一般的に優秀です。しかし、民間にも多くの優秀な専門家がいます。また、様々な経験を持っている民間人が多くいます。そういう認識がなく、ただ公務員というだけで民間人を卑下する公務員は困ったチャンです。研修所、上司などが徹底し思想教育すべきです。

原田さんはダーティーハリーみたい。

1974年、フルブライト留学する前、知人のご夫妻からご自宅に食事に招かれました。ご主人はスウェーデン人、奥様は日本人です。スウェーデン留学の思い出話や、建築デザインのこと、社会事象のことなど様々な会話をしました。その時、奥様から「原田さんの話を聞いていると、原田さんはダーティーハリーみたいですね」と言われました。私はダーティーハリーのことを当時知りませんでした。「ダーティーハリーとはなんですか?」と尋ねました。奥さま曰く、「アメリカの警察官で、警察内部の不正に果敢に立ち向かい、不正を重ねる同僚警察官を成敗する正義の警察官の物語」とのこと。数年後、ダーティーハリーの映画を実際見て、なるほど、同感と思った次第です。港区長時代、区役所で私はダーティーハリーのような役割を演じていたかなと感じております。私を後継者に口説いたS元区長、私の性分をしらず、とんでもない人物を選んだのかもしれません。私は口説かれた際S氏に「真面目に仕事します、不正を見たら正します。それでよいですね」が私の発言でした。

鬼畜米英からアメリカ大好きに、我が両親。

私の父親は大正8年生まれ。1919年。太平洋戦争では駆逐艦の水兵。米軍の射撃で足を負傷しました。母は昭和元年生まれ。娘時代、B29 の空襲で逃げ回りました。英語は敵性語という理由で学びませんでした。

時が経過し、1976年、両親は私の留学地のヒューストンに私を訪ねて来ました。友人のTim Watson君が「是非泊まってくれ」と彼の家にホームステイさせてもらいました。Timの父親はB29のパイロット。出撃中、日本上空で撃墜され(まぐれでしょう)遺体は不明。Tim曰く、「日本そのものが父親の墓である」とのこと。親が戦争し、子供は親友。

私の両親はTim夫婦に大変温かいもてなしを受けました。また、私自身がアメリカ(奨学金で)に、また、留学先の大学、友人に親切にされていることを認識しました。両親はTimの自宅(良好な住環境の地域)周辺で散歩していると見知らぬアメリカ人から「Good morning, How are you?」と気楽に、親切に声をかけられ、アメリカ人の親切さ、陽気さに偉く感心し、アメリカが大好きになりました。もしかして一部の方からアメリカかぶれと言われそうですが。父親からすれば、戦争中戦っていたアメリカに来て、親切にされ、あの戦争は何だったのかと、腹の中で呟いていたと思います。私も帰国後、父親が周囲の方にアメリカはすばらしい国だとべた褒めの発言。戦争中、欧米を礼賛する発言はタブー。英語は禁止。野球で、セーフは良し。アウトはダメ。本当にダメな社会、組織でした。言論の自由を許さない体制を許せません。私はアメリカとスウェーデンで、発言の自由を徹底し鍛えられました。

戦前の軍事独裁政権の愚かさ。困るのは人民。最近の東芝、オリンパス、一昔前のJAL,国鉄、一部役所。社長、トップはバカの塊。知識の欠如。無能であるにもかかわらずその地位にいること自体が目的かしたバカなトップ連中。また、ばかなトップを批判できなかったバカ社員や部下の責任もあります。バカなトップの発言を聴きたいです。マスコミがそうした役割を果たすべきですが、果たしていません。トップの選び方を考えるべきです。港区長時代、見たくもない、ばかな幹部や政治家を見ました。もちろん、すばらしい方も多くいますが。

全米、治安上危険自治体トップ100、

ビルダー(建設業)というアメリカの専門業界紙をインターネットで定期購読しています。有益な情報を得ることができます。アメリカはランキングが好きな文化があります。3月6日号で、全米で治安状態が危険なトップ100の自治体ランキングが紹介されました。最も危険な自治体はルイジアナ州モンロー市、2位アラバマ州ベッセマー市、3位イリノイ州東セントルイス市と続きます。有名な自治体で、デトロイト市、セントルイス市、バルティモア市などがワースト100に入っています。また、ワースト100の自治体が多い州はミシガン州、フロリダ州、カリフォルニア州などです。都市を選択する際の参考にしてくださいと記事に書かれています。何でもランキングする文化のアメリカだから、また、何でも率直に語り合う文化の国だからこうしたランキングが公表され、同時に、受け入れられます。一方で、年寄りに住みやすい都市ランキング、若いカップルに住みやすい都市ランキングなど作成され、公表されています。

日本でしたら、該当する自治体の首長、関係者、あるいは、不動産業者や市民が不動産価値が下がるからランキング付けを止めてくれ、はたまた、失礼だと抗議するかもしれません。