デトロイト市が倒産しました。
1970年頃までは人口規模全米で第4の都市でした。(今はヒューストン市が4位です。)
日本車、韓国車に押され、自動車産業の町は衰退しました。
1975年のニューヨーク市の破産に次ぐ、アメリカの大都市の破産です。
その年、アメリカ留学中でしたので、ビッグニュースでしたが、建築専攻の学生にはニューヨーク市が破産することは理解できませんでした。
TPP交渉にも影響を与えるでしょう。自動車輸入の自由化に貢献した証だと。
デトロイト市の借金は180億ドル(1兆8000億円)。
去る3月にワシントンから官選市長オール氏(弁護士、倒産問題専門)が派遣されました。だが、時すでに遅し。
債権者は様々な市の資産を差し押さえ、競売にかけるでしょう。
一つ心配なのは、デトロイト市立美術館収蔵の美術品。すばらしい内容と聞いています。
競売にかけられ、すばらしい美術品が散逸することが心配です。