大いに海外体験をし、衝撃を受けるべきです。特に若い時は。
私は、20歳の時アメリカ、22歳の時スウェーデン、25歳でアメリカと3回留学をしました。その都度、衝撃的な体験をしました。おそらく幕末政府代表団として欧米を訪問した使節一行と同じ思いと思います。
建築・都市分野で、大学で、社会等それぞれで衝撃受けました。
まず、建築、都市で受けた衝撃です。
20歳の時です。
シカゴで片側10車線の広い高速道路の上にシカゴ中央郵便局がありました。日本ではそういう発想はなしし、提案しても拒否されます。
ホームステイをした友人宅は、中央にバスルームがありました。日本の住宅は、水回りは北東にあります。
22歳の時です。
スウェーデン、ストックホルムで受けた衝撃です。アパートは中央駅から地下鉄で10分。駅前に高層アパートが数棟あり、1階は商業、保育園、低層部は単身者向け、高層部は家族向けの住宅です。周囲は白樺林。都市計画、土地利用がしっかりしていました。
オフィスインテリアは環境植物が配置され、合理的な方法で机が配置されていました。日本のオフィスは管理職が窓側でその前でスタッフの机が窮屈に6から10台配置されているのが見慣れた景色です。
フィンランドの代表的建築家レイマ・ピエティレ(大好きな建築家です)に面会しました。
25歳の時です。
ヒューストンは全米5位(今は4位)の大都市です。都市計画に用途規制がありません。全米唯一の方法です。計画なき所に開発許可なしの原則で、日本の都市計画と全く異なる方法です。帰国後体験談を話したら信じてもらえませんでした。
世界的な建築家フィリップ・ジョンソンがデザインしたペンゾイル・ビルは当時世界で最も美しい超高層オフィスと評価されました。超高層ビルのデザインも工芸品のようにデザインされていいました。
フィリップ・ジョンソンに面会しました。
テキサス州サンアントニオ市の運河沿いの遊歩道、柵ががありません。落ちたら自己責任です。日本なら設置者が損害賠償の責任を取らされます。
続編で、衝撃の体験「大学」「社会」を2回にわたり書きます。