日別アーカイブ: 2015年1月31日

建築家菊竹清訓氏の元所員による体験談書物「菊竹学校」出版

1月23日「菊竹学校」という本が建築画報社から出版されました。かつて菊竹建築事務所で勤務していた方々が菊竹先生を偲ぶという形で思い出話を書いたものです。狂気の建築(ユニークなフォルムと設計のプロセスが独特という意味で)とも称された氏の設計プロセスなど、OB、OGが執筆しました。一人一人の原稿が人生教訓のような内容です。ぜひお読みください。私も一文を寄稿させていただきました。私の人生の重要な恩人の一人です。

区長秘話その14 港区幹部の国際化対応の意識

港区は大使館が70以上あります。外国人区民は1割います。職員の国際化の意識を高めたいとおもいました。旧知の東京財団の専務が区長室に来訪しました。元フルブライト委員会(日米教育員会)職員です。財団の費用で自治体職員を夏休みの期間オレゴン大学のサマースクールに派遣し公共政策を勉強するという内容です。原田さんは国際派だから是非職員に留学試験に応募させてほしいとの要請でした。このようなありがたい機会は貴重と思い、すぐ助役に指示し、職員にPRし、手を挙げさせるようにと命じました。ところが応募者ゼロ。助役がPRをしなかったのか、また、職員がそういう意識がないのか?区長退任後、たまたま東京財団の審査員を頼まれました。某区は5人も応募がありました。また、北海道や九州などの地方の町役場の職員の応募が多くありました。国際都市港区と言われながら、短期でもアメリカで公共政策を学ぼうという意欲ある職員がいないというのが情けないです。オレゴン大学での日本の自治体職員向け授業は通訳付きと恵まれた内容ですが。英語を話す幹部職員はゼロ。情けないです。国際理解はできません。区民の1割を占める外国人が区の歳入の2割の税金を納めています。残念ながら外国人向けのサービスレベルは低いのが実情です。

区長秘話その15 16時の男

区長就任後、16時になると区長室に来るベテラン議員Y氏がいました。最初の頃は、世間話しにでも寄ったかと思いました。しかし、毎日来ます。話題がいつも、前の区長選挙は俺が仕切った、その前の区長選挙も俺が仕切った、その前の区長選挙も俺が仕切ったと同じ話題ばかり。次第に、また、自慢話、ほら話かと感じるようになりました。特に、忙しく書類をチェックしているときは迷惑そのものです。

周辺に事情を聴くと、前の区長の時は16時になると区長室に来て区長室の裏の倉庫に置いてあるサッポロビールで酒盛りをし(その議員はサッポロビールしか飲まないのでその議員のために買いためたものでしょう)、おそらく世間話、人事の話、議会の話などしていたのでしょう。問題はその後のことです。関係者の話では、そのベテラン議員、区長室でべろんべろんに酔っ払い、職員が抱きかかえ、区長専用車に乗せ、自宅まで送り届け、それから区長が会合に出たり、銀座に繰り出したりのようでした。

真面目な職員にとり、そのような酔っ払い議員との世間話の際にあの課長はいい、この課長はダメなど人事が決まったらたまったものでないでしょう。また、区長専用車の不適切使用になります。

私はビールも出さず、書類のチェックで忙しいので、とお伝えしたら、その議員はもう来なくなりました。その代り、助役室で世間話をしていたようです。頻繁に区長秘書室で陣取り、情報収集(諜報活動)をしていました。区長の行動、だれが面会に来たか、だれと会っているかなどです。後見人気取りでした。課長に命じ、秘書室にあるその議員のために用意したみたいな椅子をどかすようにしました。また、予定表など隠せと命じました。このような振る舞いが区長室、秘書室でありました。他の自治体ではどうでしょうか?