月別アーカイブ: 2015年7月

ブルガリア国際建築アカデミー大会その2、

1 ブルガリアの国際建築アカデミーの大きな特徴は、3日間で世界中の指導的建築家の講演を聴けることです。また、個人的に会話ができることです。日本の建築学科の学生、若手建築家は是非参加すべきです。

2国際建築アカデミー会長ストイロフ氏は1967年から1972年の間ソフィア市長、その後、建設大臣、国際建築家協会(UIA)会長を歴任した大物。ストイロフ氏からソフィアの市長を紹介したいと、市長室へ連れてゆかれました。市役所は警察車両で厳重に警備、市役所の受け付けは警察官。空港と同様、金属探知機が通路の設置。市長は50代の金髪の女性。元教師。ストイロフ氏曰く「原田さんは東京の都心部で市長を務めた堅田から、市長の顧問として採用しなさい」と。大変光栄な発言。ホテルに戻り、ブルガリアの友人に話したら「市長は人気ある方、この10月に選挙で再選されるから顧問に就任したら面白い」、別のブルガリアの友人「原田さんが顧問に就任したら、最初にやる仕事は市役所幹部全員を解雇すること、みな腐っている」一瞬おいて、「すると原田さんは暗殺されるかもしれない」、また、一瞬して「しかし、原田さんは外国人で目立つから暗殺はされないだろう」と。様々な意見がありました。日本の高度成長の時のように地方からの人口流入の問題、雇用がない問題、インフラ整備の問題などあるようです。市長室のインテリアは共産主義のデザイン。

3ソフィアの市議会議員をした方と会話しました。市議会議員は報酬なし。ボランティアです。審議は自由に意見を交わしたり質疑をするのでなく、行政から提案のある議案が次から次へと出され、機械的にYESかNOかの意志表示をし採決するだけ。市役所に様々提案したが、受け入れられず、議論も退屈で、ばかげているので辞めたそうです。

港区長秘話19

平成12年7月中旬、最初の議会で施政方針演説、答弁を無事に終え一安心。8月2日お台場にあるホテル日航の天ぷら屋で元区長S夫妻と私と妻で4名で会食。帰り際、元区長「自民党のM、民主党のY、共産党のK,さらに、自民党の中堅のKに気をつけろ」と発言。時間の経過とともに様々な方から彼らの行状について情報提供があった。自民党中堅のKは区長になりたくて様々な手を打ってきたとの噂。元区長は問題人物としてKを排除したかったのも私を担ぎ出した理由の一つ。(後年、元区長S氏が、K氏の選挙を応援する変節ぶりには困りました)共産党のK氏は、区長就任前都市計画審議会でいつも一緒したが、大声を出し、答弁する職員に凄んで見せたり、威嚇したり、その発言ぶりは総会屋の類、議論のイロハも知らない困った人物と思った。マッカーサーが日本の民主主義は幼稚園レベルと語ったとか。彼の発言ぶりを見るとそうだと思う。しかし、後で、部長たちとの出来レースではないかと思えるようになった。幹部職員の癒着も耳にした。これも地方政治の現実の一つ。