日別アーカイブ: 2016年6月26日

イスタンブールで国際会議に出席、様々な驚き

5月25日にイスタンブールのイルディス大学で地中海沿岸域の建築技術分野の学会が開催されました。大会委員長はトルコのコジャエリ大学准教授のコムール女史。彼女から招聘があり、論文を発表しました。27か国100名の発表がありました。日本から3人が発表しました。様々な驚きがありました。

1 女性研究者の多さ。半数近くが女性研究者でした。日本の建築系の学会では女性の発表者は少数です。 2 女性技術者の進出。イスタンブール市役所の案内で地下鉄工事現場を視察しました。現場監督曰く、最近は女性技術者が増えているそうです。 3 地下鉄路線網は現状の2倍にする計画です。案内をいただいた駅では公共駐車場も設置されています。横割り組織の計画です。 4 イスタンブール市は観光都市です。歩くとあちらこちらに様々なタイプのホテルがあります。東京と比較になりません。 あちらこちらに外貨交換所があり、深夜まで営業をしています。東京には外貨交換所が少ないし、また、営業時間に制限があります。 5 旧市街地の著名寺院のアヤソフィア(現在は博物館)とブルーモスクの間の広場に「イスタンブール市の観光クレーム受付所」があり、観光客の様々な苦情に対応しています。 6 イスタンブール空港は24時間の空港、内部は巨大ショッピングセンターです。深夜の時間帯もにぎわっています。買い物効果、雇用に大きな成果があります。出口の荷物引き取り場の目の前にも免税ショップがあります。  7 イスタンブールの裏通りは屋外のオープンカフェが多くあり、商業という観点からも街がにぎわっています。 8 観光施設や公共施設では軍人、警察官が機関銃を持って見せる警備をして治安維持に努めています。

東京都、日本政府も観光振興をうたっていますが、実態は、イスタンブールなど世界の観光都市から相当遅れています。官僚も気が付いていると思いますが、意識に表れていません。ましてや具体的な政策の姿が見えません。私に照会されれば喜んで無料でデータを差し上げるのですが。

トランプ氏の地上げ方法

1988年ニューヨーク市に取材に行きました。その際、ニューヨーク市行政研究所の上席研究員マメン氏が案内いただき取材をしました。(その一部を朝日新聞論説記事に寄稿しました)すでにマンハッタンの中心部にトランプタワーがありました。金色の建物で率直な気持ち、建築家としては違和感を抱くデザインでした。トランプ氏はすでに不動産屋として有名人物でした。セントラルパークの南側を歩いている時、マメン氏は「あのビルはトランプが地上げしている」と説明がありました。(日本でも地上げの時代でした。)その方法は「多くの売春婦をそのビルに住まわせ、まともな住民が嫌気をさし転出するとそのビルを安く買いたたき、地上げを進める」というものです。品格に問題ある不動産屋と思いました。テレビや新聞でトランプ氏の政策が報道されています。氏の不動産ビジネスについて今のところ報道されていません。こうした点も氏を評価する上で重要な要素と思います。