日別アーカイブ: 2016年8月6日

18歳選挙権と未成年者の日米政治活動の違い

今年から選挙権年齢が18歳に引き下げられました。方向としては結構なことと思います。

20年前小学生の娘を連れ、国際会議でアメリカを訪問、その後旧知の友人宅を訪問し、お互い娘同士を交流させました。小学校4年生同士の会話です。友人の娘は私の娘に対し、「あなたは何党を応援しているの?私は〇党を応援し、この間、ある政治家の選挙活動にボランティアで応援しにいったの。」私が通訳していましたが、私の娘は回答に窮しました。私の家で政治について会話はしません。ましては、選挙活動の応援にもゆきません。日本の法律で、未成年者に選挙活動に従事させたら公職選挙法違反で逮捕されます。実際港区議選挙で候補者の大学生の子供が手伝ったら未成年という理由でその候補者は逮捕されました。アメリカでは大統領選挙が山にかかっていますが、報道映像などで見ると、集会に子供も参加しています。候補者も子供、孫までが壇上に立って候補者を応援しています。

18歳、高校生まで政治はタブーで、突然、18歳になったから投票を行使してください、というのもおかしいと思います。小学生の時期から政治(政策の決定)に関心を持ち、自由な議論をする環境を整備することが大切です。ただ、政治オタク、極端な主義主張は大人が上手に誘導しないといけません。