日別アーカイブ: 2016年8月7日

人権侵害、セクハラ事件。インテリ層の無関心、区長時代の積極的な人権施策の展開。

2000年港区長に就任する前の年、1999年都市問題の専門家が集まる某組織の懇親会に妻を同伴し参加しました。会の代表者は早稲田大学建築学科教授のT氏。セクハラ癖のある会員K氏がいました。T大(東大でありません)教授。妻と別の参加者の女性の体をさわってきました。私は不快に思い、妻と会場からサッサと退出しました。事務局長のA氏はじめ幹事諸氏に抗議しました。相手は大学教授、私は零細な設計事務所の社長ということか、事務局長も幹事諸氏も私に冷淡な態度でした。また、当人のその後の態度がふてぶてしい態度でした。当人とのやり取りも先方はすぐ内容証明の手紙を送ってきて、相当トラブル慣れした人物と思いました。友人の弁護士の相談の上、問題に決着をつけるべく裁判に訴え出ることにしました。一審で全面勝訴、二審は相手は三人もの女性弁護士を立てました。相手側の戦略です。和解という形で勝利でした。

妻が裁判をしているうち私は港区長に就任しました。その研究会に出席しました。人権侵害についてアッピールしました。すると会の代表の早稲田大学建築学科教授T氏は「君は区長になったから僕に偉そうに言うんだ、出てゆけー!」でした。つまり、氏の発言の裏には「君はちっぽけな設計事務所の社長だから大学教授である僕にそうした発言は生意気だ。裁判の相手は大学教授、ちっぽけな設計事務所の社長なのだからそんな程度のことで騒ぐな」ということです。大学教授とひとくくりにしたありませんが、「人権意識の欠如」した教授がいることは事実です。また、その研究会の幹事も「相手は大学教授、君はちっぽけな設計事務所の社長だから我慢しろ」と言わんばかりの「人権意識の低い人種」。極論すれば、懇親会でT教授やA氏の股間を私が触ったら、T氏もA氏もどのような反応を示すでしょうか?おそらくかんかんになって怒るでしょう。被害者意識の同情を私に寄せる方はほとんどいませんでした。一部日本のインテリ層の実態でしょう。このレベルの輩が早稲田の教授を務め、偉そうに国、東京都、区役所などでお説教しているのですから驚きです。こうした経験は港区長時代に人権問題、人権団体とおつきあいする際役に立ちました。