港区長に就任後間もなく東京都交通局長を表敬訪問しました。交通局総務部長は長年の友人K氏。都営地下鉄駅のバリアフリーの問題について、30歳のころから都市問題のゼミでご指導いただいた柴田徳衛氏(東京経済大学元教授、元東京都企画調整局長、元都立大学教授)から、高齢化率5%、営団地下鉄の後に建設した都営地下鉄は急で深い階段だらけ、問題解決を図らなければならないと聞かされていました。私は都市問題に関する論文で柴田教授の受け売りですが、しばしばそのことを指摘しました。
港区長に就任したので自ら行動し、港区内の都営地下鉄駅バリアフリー化をしようと決意しました。事前に交通局総務部長K氏に強く要請しました。交通局長に港区内都営地下鉄駅(御成門駅、泉岳寺駅など)のバリアフリー化を速やかにしていただきたいとお願いしました。局長は「かかる問題で直接要請に来る区長は原田さんだけです。港区長の気持ちを重くとらえ、早く進めます。」と回答をいただきました。バリアフリー化の先兵を果たしました。その後、地元の区議、都議などの応援、共同要請活動も後押しとなり、港区内の都営地下鉄のバリアフリー化が具体化しました。交通局長、K総務部長に感謝です。