月別アーカイブ: 2016年11月

分りにくい千代田区の住居表示、改善すべき

先日高校の同期会が千代田区神保町でありました。指定された店の住所は神保町1-41。地下鉄神保町駅の地図でたまたま1-40という場所を目にしました。(なぜか1-41は見当たりません)「アーその隣の街区だ」と思い、1-40を目指し出口を出て、間もなく1-40の街区に到着しました。一周しました。東西南北のどちらかの街区が1-41と思い、暗い夜道で必死に探しましたが1-41という住居表示版が見つかりません。そもそも表示板自体が少ないです。たまたまタバコ屋さんを見つけ尋ねました。「1-41はどちらですか?」タバコ屋さんのご主人曰く「偶数番号は靖国通りの反対側です」とのことで驚き、靖国通りを越え400m移動し、1-41の街区を見つけました。わかりにくい住居表示です。外国人観光客含め、新規来訪者にも分り易い住居表示に改善すべきです。1-40と1-41と番号が隣どうしで、実際400メートルも離れているとだれが想像するでしょうか?

 

技術士全国大会で女性の社会参画について提言。

平成28年11月14日技術士の全国大会が横浜市で開催されました。私は男女共同参画の分科会で発表と進行役を務めました。日本では女性技術者が働くハードルは高いです。話題提供者は女性教育会館理事長の内海房子氏、パネラーは安藤哲也氏(イクボスの推進者)、山口理栄氏(育休後コンサルタント)、安和広乃氏(横浜市で働く女性のネットワーク)、角谷竜二氏(建設会社、当日は身内のご不幸で欠席)と私です。私が女性の社会参加に必要な条件整備として主張したのは3点。(1)労働慣行の改善:欧米の体験、勤務時間は8時から17時、残業なし。帰宅し家事、育児、地域活動への参加ができます。転職自由。ニューヨークタイムズの社長は2代続き女性。1人は元高校の校長。日本も欧米並みに。(2)都市構造の改善:東京圏で通勤時間1時間以上が3割。疲労、保育園の送迎、育児、家事への参加が困難。欧米の都市の通勤時間は短い。都心居住が多い。コンパクトシティへの改善が必要。(3)社交スタイルの改革:日本の社交はナイトクラブ、料亭、居酒屋で、女性の参加は困難。欧米の社交はビジネスランチ、ホームパーティ。女性も気楽に参加できます。2人きりで料亭で相談したいと言われたら、女性の参加は無理でしょう。分科会に多くの方の参加をいただき、議論が盛り上がりました。今後益々議論を高め、女性の社会参加が具体化が進むことを期待したいと思います。

 

スウェーデンのこと、体験の事実、

週刊新潮の16年11月3日号、元外交官宮家邦彦氏のコラムでスウェーデンの真実について氏の見解が書かれています。私は1971年(昭和46年)ストックホルムにあるカール・クリスティアンソン建築事務所に技術研修留学しました。スウェーデンのインテリアデザインを学ぶためです。そこで様々体験しました。

国防について。人口800万人で、軍人は60万人。予備役を含めると70万人。人口の8%が軍人です。軍事大国です。日本の自衛隊は20万人程度ですから、はるかに巨大な軍組織です。日本は軍事小国です。(外務省や防衛省はもっとPRすべきでしょう。日本政府のPR下手です)街中で軍人に出会うと、当時はやりの長髪、髭ぼうぼう、軍人のイメージから全く異なる風体でした。

次は聞いた話です。ストックホルムの地盤は岩盤質です。地下のトンネルにジェット戦闘機を隠しています。(石川島播磨工業のエンジン技術者から聞いた話です)仮想敵国はソ連でした。国防は単なる机上論ではないことを学びました。自衛隊は国連平和部隊に参加する際、ノウハウをスウェーデンで訓練するそうです。スウェーデンは地理的に見てヨーロッパの片田舎。治安は良いです。(今は治安が悪くなっています)建築家の学生として様々な建築を見るために歩き回りました。大使館街を歩いた時、ライフル銃を持った警察官がパトロールしていました。大使館街の建築物を撮影しましたが職務質問されませんでした。

日本に対する関心。結論、すごいです。当時の公明党委員長竹入氏が暴漢に刺された、というニュースがラジオで放送されました。異国の野党の委員長の事件を報じるのですから。9月15日成田闘争で機動隊員が3名殺害された事件は新聞の一面で報道されました。その記事を持っております。公民館で毎日夜2本の映画上映会がありました。日本の映画が2週間おきに上映されました。「虎の尾を踏む男達」、「隠し砦の三悪人」などです。ストックホルムで日本映画を見るとはと驚きました。隠し砦の三悪人の時は、三船敏郎演じる主役が馬上で日本刀を振りかざし突撃するシーンで、観客のスウェーデン人が応援の叫び声を上げているのに驚きました。本来映画は静かに見るものと思っております。字幕ですのでスウェーデン語の勉強になりました。日本の自治体でも諸外国の映画や文化紹介を積極的にするべきでしょう。

文化芸術分野の高額給料。スウェーデン政府の資料を購入しました。職業別給料です。驚きました。20代の俳優、音楽家、バレリーナ、図書館司書、高校教師など文化芸術分野の給料が普通のサラリーマンより高いです。ちなみに私の給料は12万円以上でした。当時日本の初任給は3万円程度。労働組合がしっかりしていること、文化芸術に対する高い評価ということです。日本では、音楽家、俳優、建築家?…食えない代表例です。政治が文化芸術に関心がないこと、欧米と異なり、徒弟奉公制度で体制側の親分がえばっていることです。オザワセイジが日本の芸術制度を批判しております。

高福祉、高負担。当時から医療福祉は無料。しかし、消費税は1971年当時9%、今の日本より高いです。現在の消費税は25%。高福祉、低負担を謳う政党は詐欺師と同様です。一方、国民が政府を信用している証でもあります。もし、日本で高福祉高負担で医療費無料となったら、旧国鉄が傲慢不遜で国民からそっぽを向かれ、倒産したように、また、一部の公務員が国民サービス無視で偉そうにふるまっていますが、国民に医療サービスをして「やるよ」といった風になるでしょう。スウェーデンでは公務員は「奉仕者」です。資料を役所にもらいに行くとわかります。数年前、I 区役所に某資料に関する取材を申し込みました。電話に出た若い職員は「来ても無駄です。何もお話しすることはありません」驚きました。本来「我が区にご関心をお持ちくださりありがとうございます。何なりとお教えします」と回答するのが正解です。若い時からそのような態度ですから管理職になったときどうなるのでしょうか?日本の役所の一端です。また、教育は無料。保育園から大学まで無料です。博士課程になると奨学金をもらえます。私も市役所の生涯学習施設で無料でスウェーデン語を学びました。当時の北ベトナムの外交官と一緒しました。最近の税金です。1000万円の年収に対し、所得税、年金、医療保険など合わせ730万円徴収されるそうです。手取りは270万円です。車、酒、たばこは懲罰的な税金です。

北朝鮮に対する対応。スウェーデンは中立国です。当時、国連の未承認国である中国、北朝鮮とも外交がありました。ある時報道で、北朝鮮の1等書記官が空港で麻薬を持ち込もうとして摘発され強制送還されたと聞きました。当時は「バカな外交官がいる」と思いました。今思いますと、すでに当時から北朝鮮は麻薬ビジネスをしていたのでしょう。しかし、こうした報道は日本では一切されませんでした。北朝鮮からの脅しを恐れ日本のマスコミは共産圏に関する報道をしませんでした。日本のマスコミはアメリカや西側の政治の批判を多くしますが。日本のマスコミのレベル、狡さです。

留学生の宿舎です。親切です。スーツケース一つで生活が成立します。日本の不動産市場は皆様ご承知の通り。借りる際、保証人が必要、訳のわからない礼金制度があります。私が住んだアパート。2週間単位の更新。敷金礼金なし。広いワンルーム。ベッド、布団、枕つき。机あり。掃除サービス付き。台所、シャワーは共有。いわゆるコレクティブハウス。文科省が留学生30万人計画を呼び掛けております。留学生に対する住宅改善も必要です。でないと、留学生は欧米に向かいます。向かっています。

都市計画は日本で最近はやりのコンパクトシティ。日本が参考にすべきこと多くあります。

岡山県内の国宝建築を見学

10月下旬、日本建築研究会という伝統建築を勉強する仲間と岡山県内にある国宝建築など、見学しました。吉備津神社本殿、拝殿(国宝)、比翼入母屋造りの形式、大仏様の手法です。また、数百メートルにわたる回廊が特徴です。 首相を務めた犬養家(伝統的な民家づくり)、備中国分寺五重の塔、(第一号の法隆寺の五重塔と比べるとスリムで下階と上階がほぼ同じ大きさに見えます。平地でなく小高い丘の上にそびえたちます。岡山城、閑谷学校、備前藩主池田光政が庶民も含め多くの子弟に教育を施したいと建立した学校です。かなり山奥です。このような立地条件の中で立派な学校を建てた藩主の見識は立派です。また、孔子の儒教の教えを基に教育がされたとのことで、孔子廟もあります。中国人が多く見学に来るとよいと思いました。民家大國家(吉備津神社と様式が似ています)、和気町が管理しています。小さな町役場にとり、誇りであると同時に費用が掛かる管理は大変と思います。当日、日曜日にかかわらず教育委員会の若手職員三人が説明に来てくださいました。その後、真光寺本堂、三重塔、福生寺の三重塔を見学しました。後日、詳細な解説、感想を書き留めたいと思います。

港区長秘話55 朴クネ大統領の影の側近、港区では?

韓国で朴大統領の影の側近崔順実が逮捕された。報道によれば崔の父親は得体のしれない宗教家、崔の運転役は行政官、もともと崔が行きつけのジムのトレーナーだったとのこと。問題指摘を受けた財団事業の受注先は元ホスト、客が崔だったとのこと。このような得体のしれない人物が大統領の政策決定に大きな影響力を与えていたとすれば大問題。

港区では?区長選当選直後、私を後継者に引っ張り出した当時の区長S氏に連れられ麻布十番の石屋K氏の所へ連れられました。S氏から「物心両面でお世話になります」と挨拶しろと言われました。発言はS氏の指示に従うしかありません。初めて面会。S氏の指示通り挨拶しました。にこやかに話をする方。就任後何回か会いました。情報通です。K氏が「U助役が作った幹部の人事案だけどどう思いますか」とメモを見せられ、感想を求められたのには驚きました。本来助役が直接区長に見せるべきマル秘資料です。部外者に渡すことはルール違反です。また、直接区長に見せようとしない助役は問題です。K氏と話を重ねるうち、助役や部長、議員、その他、警察や他の官庁などの方、民間企業のトップも情報交換などにK氏の下に来ている様子を聴かされました。現在の区長や幹部も氏の事務所に通っていることでしょう。

様様な方と会い情報収集も大切なこと。しかし基本は、私の側近は仕事できる課長たち。また、必要な情報は東京都庁、当時の建設省などの親しい友人から提供いただきました。また、昔から付き合いのある区の一般職員。管理職に対する評価を聴きました。一方、自薦の売り込み型の側近希望者?もいました。体よくお断りしました。

独自に動く原田敬美はかわゆくない区長と映ったと思います。他区市ではいかがでしょうか?