10月19日(木)NHKクローズアップ現代の番組でマンション大規模修繕の建築コンサルタントや建設会社の不適切業務について報道がありました。また、2,3週間前、読売新聞でもマンションの大規模修繕の問題、建築コンサルタントや建設会社の不適切業務についての記事です。同じ分野に勤める者として恥ずかしい限りです。
マンション大規模修繕問題について原田敬美のブログでも半年前、自分のマンションの大規模修繕の際のトラブルを書きました。また、某マンションの大規模修繕のコンサルタントを依頼された際のトラブルも書きました。マスコミの報道を見ると、類似のトラブルが相当数あるのでしょう。
自分自身が建築家、コンサルタントという仕事をしていますが、大規模修繕の際の建築家、コンサルタントの選定方法についてです。複数(3人から5人程度)の建築家、コンサルタントに声をかけ、面談し、経歴(学歴のことでありません)、業務経験、仕事に対する取り組み姿勢、仕事の方法論、費用(安ければよいというものでありません。専門家に対する報酬を支払う必要があります)の考えを聴取し、それから、相性が合うかどうか、を含め管理組合の理事が総合的に判断することにつきます。管理会社は管理会社ですから、彼らはあくまでも事務局です。管理会社に大規模修繕をやらせるべきでありません。それこそ、管理会社が担当すれば、仕事の内容、費用のことなどチェックのしようがありません。