日別アーカイブ: 2018年5月4日

レスリング協会報告、栄本部長が伊調選手にパワハラ認定。私の体験

4月7日の報道でレスリング協会は栄本部長が伊調選手に対するパワハラ行為があったと認めました。私は、日本的(先輩後輩の関係、師匠と弟子の関係、閉鎖的な組織)組織の欠点が現れた事件と思いました。

欧米では、高等教育では大学学部はA大学、修士課程はB大学、博士課程はC大学、研究活動はD大学あるいはE研究所といった具合に、別の所で学ぶことをよしとします。また、仕事も5年、10年単位で転職し、キャリアアップしてゆきます。

日本では、学部も修士も博士課程もすべて同じ大学で同じ師匠の下で学び、研究活動することが当然視されています。仕事も定年まで同じ組織で務めるのが当然視されています。

異なる環境で、異なる指導者の下で学ぶことも大切です。日本の制度、文化も良い点は多くありますが。しかし、視野が狭く、井の中の蛙、専門「バカ」に陥る恐れがあります。異なることも精力的に吸収すべきです。それが多くの場合、適切です。1960年代日本のプロレスで有名になったデストロイヤー氏。氏は来日すると滞在先が港区であったことから区長時代、個人的に交流させていただきました。私がオハイオ州のウースター大学に留学したこと、ヒューストンのライス大学に留学したことから、氏はある種の敬意を私に持って下さったようです。氏はニューヨーク州のシラキューズ大学の大学院でスポーツ科学を勉強しました。氏はもともと大学のフットボールの選手でした。監督からタックルをもっと勉強せよと言われ、そのためレスリングを勉強しろと指示があり、レスリングも勉強しました。たまたま日本の興行主からアルバイトで力道山の敵役の仕事を紹介され、有名人になり、フットボール選手からプロレスの世界に転職しました。そうした勉強方法や職業の選択が欧米では当たり前です。

あるステージになったら別の指導者の指導を受けるということは欧米では当たり前です。自分の弟子が自分から離れたからと、嫌がらせをするのはいかがかと思います。

さて、私もこれまでパワハラを受けました。相手は大学教授や公務員です。さわりを書きます。大学教授は早稲田の建築学科の教授、すでに退職していますがT氏と現職のN氏です。T氏が会長を務める専門家組織で会員による私の妻と他の女性に対する体を障るなどセクハラ行為がありました。私はT氏に抗議をしました。すると「君は港区長になったから僕に偉そうな口をきくんだ。出て行け」でした。つまり、民間の零細の設計事務所の社長ならその程度のことで黙っていろ、という人権侵害のパワハラです。

もう一つは、1995年頃の建築学科教授N氏の発言です。私の実務上の恩師、菊竹清訓先生が民間企業から寄付を集め、早稲田大学理工総研に寄付講座を設立、私と私の先輩のH氏の2人を客員研究員に任命、共同研究をするとなり、早稲田側の研究管理者がN教授でした。ある時N教授は「3人の前で、あなた方の研究は卒論レベルだ。研究から手を引け」と侮辱的な発言。N氏は研究管理者として無能でした。また、建築学会の専門論文誌にN氏の論文は2000年から10年間全く投稿はなし。大学教授の立場は、学生から授業をを受け取り、指導し、研究論文を書くべき立場の人物が適切な活動をしていません。

上記のお二人の事例のような、そうしたレベルの人物が早稲田の建築学科の教授にいることは残念です。自分は大学教授で偉い、そちらは民間人で大したレベルではないと見下した態度、教授のマナー教育ができない早稲田大学としてのガバナンスにも問題があります。産学共同という言葉がありますが、欧米では民間と大学の連携、官と民の連携が盛んですた、私の体験で、日本では困難でしょう。

官のパワハラの体験については後日。

 

箱根湖尻アートビレッジ、視察。

2年先輩の建築家山崎一彦さんからご案内をいただき、氏が手掛けた箱根湖尻アートビレッジの見学と音楽などのアートのイベントに出席しました。若いアーティストのイベントに感激しました。井崎瑛惠のチェロ、井崎友里惠のピアノ、寺沢希美のヴァイオリン、シャンのバルーン(風船)アート(世界大会優勝者)、書家の美帆、剣舞の柴野えりこ、白鷹未地の各氏のパーフォーマンスです。

施設は広い敷地(6000㎡)に管理棟、店舗棟、ホール棟、茶室などが分散配置されています。ご案内状をいただいたとき、どこかのディベロパーが企画し、山崎さんに設計を依頼したと思いましたが、現地でご本人から伺ったお話で、ご本人が自ら土地を買い、若手アーティストの活動、たまり場として企画、設計、一部の工事を担当したとのことで驚かされました。木造の美しいフォルムの建物です。

箱根の芦ノ湖のそばで、ロープウェイの桃源台駅から徒歩5分の場所です。ぜひお出かけください。山崎さんのデザイン力、夢の実現力に敬意です。

参議院見学(技術士稲門会勉強会)、技術士議員新妻秀規氏のご紹介で。

技術士稲門会(原田が会長を務めさせていただいております)が主催で、技術士仲間で参議院議員の新妻秀規氏(文部科学省大臣政務官)のご紹介で、参議院を見学させていただきました。参議院の衛視のご案内で約1時間参議院の建物内の見学をしました。昭和11年完成(1936年)。大正7年(1918年)懸賞募集で宮内庁技手渡邊福三が当選、氏の案を基に実際の設計がされました。中央広間の吹き抜け、参議院議場、御休所(天皇陛下の休憩室)、中央階段などご案内をいただきました。中央広間には板垣退助、大隈重信、伊藤博文の3人の銅像が立っています。4人目のための台座があります。4人目は誰になるか?楽しみです。欧米の建築を多く視察した経験からすると、要所要所に欧米の建築の影響が見られます。

参議院議員の新妻秀規氏は現在は文部科学省大臣政務官、つまり、技術士資格の所管の官庁の責任者です。ご公務ご多忙の中、見学会に途中から参加くださり、終了後、衛視に頭を下げ、お礼を述べ、名刺を渡しましたが、新妻氏の礼儀正しさに感銘を受けました。また、参議院の食堂で技術士の仲間と「技術士制度」について意見交換の時間をいただきました。

私は、月間技術士3月号に寄稿した内容を基に日本の外交政策に技術の視点を、そのため外交官教育に「技術教育を」、技術政策をと、アメリカのジョージタウン大学の最近の授業内容を基に、説明しました。もう一つは地方自治法に基づく自治体の監査は弁護士、公認会計士、税理士が担当すると記載されているのを「技術士」も加えるべきと意見を申し上げました。自治体の歳出の多くは、公共工事、情報分野など技術分野で、弁護士、公認会計士、税理士はそうした分野は全く理解できません。技術の専門家が公式に監査に関与すべきと、港区長時代の体験を踏まえお話させていただきました。有意義な見学、意見交換をさせていただきました。新妻秀規氏に感謝です。新妻議員は技術士資格を所持し、技術士議員連盟の幹事をお務めいただいております。技術政策発展のため、また、技術士制度の拡充のためご活躍を期待しております。見学、意見交換会とお世話になりありがとうございました。