讀賣新聞にファッションデザイナー髙田賢三氏の若い時の思い出についてインタビュー記事が連載されています。5月23日の記事で「あるファッション評論家は『姫路出身の田舎者がパリでフジヤマゲイシャをモチーフにして人気を博している』と書き兄さんが激怒したのをよく覚えている。海外で頑張るのも服をデザインするのもそんな風に見られていたかと思うと悔しかった。」と記載されていました。
海外で頑張った方に対するネタミ、嫉妬、ヤッカミの類でしょう。また、識者と言われる方の能力不足、視野狭窄でしょう。世界の音楽、芸術コンクール、ノーベル賞などで日本人が入賞する度に、それまで日本でも評価されていた方ならともかく無名だった方が入賞すると日本での評価が一変。それまでの識者の評価力はなかったということです。
かつて、指揮者のオザワセイジがパリのコンクールで優勝した際、日本人の貧乏学生に対しカラヤン、バーンシュタインが高く評価してくれたと語っていました。当時、氏は日本ではそれほど評価されていなかったのでしょう、というより、招かれたN饗で楽団員からネタミ、嫉妬、ヤッカミで追い出され、海外で活躍、最近やっとN饗と和解したとのことです。
台東区が主催する奏楽堂コンクール、審査員長だった芸大名誉教授H氏が自らの関係者を入賞させる不正があったようです。H氏は2013年、週刊新潮で弟子のソプラノ歌手を愛人にしている、パワハラがあると書かれました。その程度の人物が芸大教授としてマスコミも含め「先生」「先生」とぺこぺこ。日本では文化芸術学術の審査が適切にされているか、疑問だらけです。
私事ですが、私も港区時代、一部の方々から、海外での経験について否定される言動に悔しい思いをしました。海外について学ぼう、英語を学ぼう、という意欲がない輩がネタミ、嫉妬、ヤッカミの類での悪口です。国際都市と称される港区の港区役所で英語を話す幹部はゼロ、国際理解ができる幹部ゼロ。不勉強と言ったほうがよいかもしれません。