関西電力最高幹部が原発がある高浜町元助役から3億円以上の金品を受け取っていたと報道がありました。驚きました。仮にお金が流れたとして電力会社から原発が立地する自治体に、原発立地のお礼と地元経済を支えるという意味で、正当にお金が流れるなら話が分かります。報道を知り、なぜ元助役が高額な金品を関電の最高幹部に渡していたのか理解できませんでしたが、原発関係の工事の受注に対するお礼ということで、なるほどと思いました。
ガバナンスの観点から、元町長のインタビューがありました。助役のほうが、町長より権力があったとの内容でした。港区でも同じような思いを抱かざるを得ない場面がいくつかありました。元区長の影の影響力、知的能力はともかく、長年議員をやってきたということでの影の区長という影響力。これまで、柔道連盟、ボクシング連盟、最近の日大のガバナンスなど見ていると、情けない気持ちになります。再三書きますが、アメリカでは大統領に、しばしば新人、若手が就任します。ベテランの議員や、軍人のトップが、俺が影の大統領だということはありません。40代の黒人の大統領に対しても、ベテランの議員、軍のトップは忠誠を誓います。それがガバナンスです。日本の統治機構はおかしいと思うことがいくつもあります。
次に、パワハラです。関電の最高幹部のインタビューで、森山氏からの金品提供の際、断ろうとするとパワハラで「俺の気持ちが受け取れないのか!」とすごまれ、返金(品)を躊躇した、とのことです。港区でも共産党区議で大声出し、脅しのような言動をする議員がいました。また、保守独立系の議員で議会で助役や幹部に対し「バカ」とわめく議員がいました。頭の構造を見たい気持ちでしたが。一方、こうした人物に投票する有権者も問題です。
次に、金の保管、使い方について、週刊文春の報道10月24日号によると関電の副社長豊松秀己氏は大阪の歓楽街・北新地の高級ラウンジで常連客で、判明分だけでも1億1千万円の現金を受け取り20着分のスーツ仕立券、小判なども受け取っていたと書かれています。新聞のインタビューで「必死に金を返してきた」とのことですが、ホステスのインタビューでは「本当か?」とのこと。月に軽く4~500万円落としていたとのこと。港区でも元区長氏は、毎晩のように銀座のクラブで深夜まで飲んでいたと聞きました。支払いはどうしたのか?気になるとことです。
こうしたナイトクラブを通じての社交は無しにしないといけません。先進国でホステス侍らせの社交は日本だけです。欧米は社交は自宅へ招き、家族同士の社交です。不正があったら、司法機関、マスコミに伝えることです。司法機関もマスコミもアテにならないことがありますが。ナイトクラブの社交をすれば、女性の幹部社員や公務員は参加できないということです。関電の(ほかの企業もでしょうが)女性の社会参画と建前上発言しながら、最高幹部たちは、女性参画を妨げる行為をしていたということでもあります。愚かな輩です。ナイトクラブで豪遊する最高幹部を抱え、関電の女性社員は気の毒でもあります。