日別アーカイブ: 2020年3月1日

シルバーパス更新に3時間待ち!?東京都交通局職員はサービス精神を学べ。

昨年70歳になり東京都から案内が来て近くの営業所でシルバーパスを発行しますとのことで渋谷駅にある都バス営業所(キオスクよりも小さなスペース)に立ち寄り、発行を受けました。時間にして1分でした。半年経過し9月にシルバーパスの更新の手続きの案内が来ました。指定場所は麻布区民センター。10時くらいに行きましたら案内のスタッフから3時間待ちと言われ驚きました。いくら年金暮らしの70過ぎの高齢者を対象としても3時間待たせるのは異常です。無礼です。いまどき定期券の更新にものの1分でできます。当初のシルバーパスは1分で発行してもらいました。

70過ぎでも働いている方もいると思います。東京都の交通局職員は、昔タイプの役人で都民に対し「サービスしてやるよ」という威張り散らす意識なのでしょう。また、東京都の課長級なら年収1000万円と想定します。年間200日働くと1日当たりの日当は5万円になります。民間なら事務所代、電気代、電話代など経費が100%かかりますので、経費を含めると1日10万円。さらに、退職金、福利厚生費、民間なら利益を含めないといけませんので東京都の課長級の日当は経費込みで15万円と考えられます。1時間当たりの報酬は約2万円となります。3時間待たされると単純に6万円の無駄となります。そうした時間コストの意識が全くないということが大問題です。

さらに、会場では東京都の職員でなく港区のシルバー人材センターの会員の方が対応。おそらく接客業務の経験がない方が就労していました。お通夜の受付係と同じような雰囲気。会場全体が暗い雰囲気。シルバー人材センターに委託することは選択肢の一つと思いますが、担当予定者に事前に接客のトレーニングをすべきです。また、ある特定の日に発行するのではなく、年間通して発行すればよいと思います。

1995年頃後輩がモスクワ大学に留学しました。共産主義(非効率の代名詞)の国で、なんと、パンを一つ買うのに3時間行列に並んだと後輩から聞きました。東京都交通局の対応は90年代のロシア共産党の非効率、国民無視の対応と同じです。驚きです。私はブルガリアで国際建築アカデミーの客員教授を務めており30年前にブルガリアのホテルに泊まりチェックアウトの際、混雑しているのに受付の会計掛はたった1人。長い時間待たされました。

電子決済、情報技術で短時間で事務処理ができる時代、たった一枚のシルバーパス発行に3時間要するのは理解できません。交通局の愚かな幹部は最近の情報技術を学んでいないのでしょう。アメリカやヨーロッパなら、有権者を3時間も待たせたら市長は次の選挙で確実に落選、担当部門の責任者は懲戒免職になります。(都庁の職員も結構な数の方が欧米に公費で視察に行っているはずですが、欧米の市役所のサービス精神を学んでいないのでしょうか、学んで実践できないなら海外視察は無駄ですからやめるべきでしょう。私はすべて自腹で視察しています。)

京都の冬の旅。非公開文化財視察

冬の京都は寒さが厳しく、観光客の数が落ち込むこともあり、客寄せ目的?で通常非公開の文化財を特別公開しています。ということでぜひいくつか見たいと思い京都を訪問しました。訪問したお寺は妙心寺玉鳳院、泉湧寺、御座所、泉湧寺内新善光寺、東寺の五重塔です。大徳寺の塔頭をいくつか見ました。大徳寺の法堂・方丈・唐門は生憎その日は例外的に閉館日でした。泉湧寺の雲龍院の龍の絵は知人の堂野夢酔さんの作品。堂野さんのアトリエを訪問したことがあります。今回は時間の都合で龍の絵を見れませんでした。残念。

妙心寺は臨済宗妙心寺派の大本山。玉鳳院は花園法皇が建てた山内最古の塔頭寺院。泉湧寺は南北朝時代の1372年後光厳天皇の勅願で創建されました。歴代の天皇陛下はじめ皇族の位牌が納められています。また、後嵯峨天皇が、都の人と信州善光寺の本尊が身近でつながるよう願い建立されました。御座所も見るべき場所です。東寺の五重塔は1階が公開されています。五重塔は装飾がないシンプルな作りが原則ですが、東寺の五重塔は内部が装飾で施され、美しいです。そろそろ公開が終わりますが、来年の2月に訪れることをお勧めします。

平城京南門(なんもん)建設現場視察

海外留学し、アメリカやスウェーデンの建築を勉強しましたが、日本の伝統建築の勉強も継続しています。勉強仲間と一緒に平城京南門の工事現場の視察に行きました。場所は西大寺駅から徒歩15分くらいの場所です。奈良時代の平城宮跡で現在は歴史公園になり、当時の第一次大極殿院(整備済)、現在は南門が復元工事中、いずれ、回廊が復元される予定です。事業主は国土交通省近畿地方整備局、復元案作成は奈良文化財研究所、復元設計・工事監理は文化財建造物保存技術協会、施工は清水建設です。

南門の建築物概要は、五間三戸二重門、高さ20メートル、建築面積449.81平方メートル、延べ床面積195.68平方メートルです。天候に左右されないよう門本体の数倍の(88メートル×22メートル)大きさの素屋根を作り安全な工事を進めています。宮大工の技術の素晴らしさが分かります。

また、もともと図面などがないので、復元設計にあたり研究者同士で厳しい議論があったようです。また、公園内の施設ということで国土交通省と歴史建造物ということで文化庁との関係も課題だったようです。一般公開されていますのでぜひお訪ねすることをお勧めします。

エピソードがあります。70年代近鉄が当該敷地で車両基地の建設計画を進めました。遺跡が見つかりましたが、当時の意識で、遺跡を無視して計画を進めようとしました。その文書が中央官庁の幹部のデスクにあり、たまたま取材で訪れた朝日新聞の編集委員のK氏がその資料を見つけ、隠ぺいはけしからんと朝日新聞で歴史保存の必要性の論陣を張りました。その論説活動が現在の公園整備に至りました。この話はKさんから直接聞きました。今では歴史保存はあたりまえ、歴史保存の方が価値があると社会が評価しています。

兼高かおる記念館。淡路島ワールドパークONOKORO視察。

私の世代は昭和34年からTBSで始まった「兼高かおる世界の旅」の番組に魅了されました。毎週日曜日朝の人気番組でした。家族団らんで視聴しました。兼高かおるさんは私が港区長選挙出馬の際、後援会長をお引きうけいただいた大恩人です。1年前お亡くなりになりました。兼高かおる記念館が兵庫県の淡路島のONOKOROワールドにありますが、この2月に閉館になると聞き、訪問しました。神戸三宮から高速バスで約1時間。ONOKOROワールドという遊園地の中に記念館があります。直径30メートルくらいの円形の建築。その中に訪問した150か国の中から主な資料、記念品が展示されています。

閉館前ということで兼高さんに同行したカメラマンの斉藤さんが展示物のガイドをし、当時の取材のエピソードをお話ししました。今と異なり外貨の持ち出しが厳しく、また、1ドル360円という交換レートで、昭和34年の大卒の初任給1万円(想像ですが)という時代の海外取材ですから、一人で何でもしなければなりません。貴重な民芸品、資料、映像が展示されています。閉館後資料がどうなるのか気になります。素晴らしい資料ですからどちらかの施設で展示が継続されるとよいと思います。海外事情を学習するのに素晴らしい資料です。