日別アーカイブ: 2020年6月7日

人生の運・出会い・運のつかみ方。

70年生きてきて、小学、中学、高校、大学、そして留学先の仲間の人生を眺めると、「運命のいたずら?」で様々な人生があり、今となってはやはりあの人だからこうなったみたいなことが分かり、何となく「運命鑑定家」になれるかもわかりません。

週刊文春で日本のスターコメディアンの萩本欽一が自らの人生体験を基に「運」のつかみ方についてエッセイを書いています。代表的な部分を紹介します。19年10月24日号で「運に対するセンスを磨け」、19年12月5日号で「運は真後ろからやってくる」「想定外の場所から来た人こそが自分を今より遠い場所に連れて行ってくれる」、20年6月4日号で「良い上司、先輩に出会うこと」(問題はそれがだれかということ)「この人は信頼できるぞというしっかり見定める視点を持つことが大切」「どんなにいい人に見えても(特に肩書だけの人物など)なるべくついてゆかないようにした先輩もいる」など教訓に富む体験に基づく教訓です。私も納得です。

国民的スターと私の活動次元は異なりますが、指導教官などの助言(ある種の機会)をどのように受け止めたかということです。指導教官や先輩や助言は基本的に平等に与えられると思います。「機会は平等に来ます。」問題はそれを機会ととらえ実践するか、単なる指導者の会話(程度)ととらえ聞き流すかの違いと思います。

その逆もあり、おかしな話(わけのわからぬ儲け話とか、理不尽な要求など)に対し、うっかり乗るか、あるいは、断る、距離を置くかです。うっかり乗るとそのあと生じる結果は大変なことになるでしょう。「おかしな話も平等に来ます。おかしな話と判断する能力が必要です。おかしな話には乗らない」ことです。そういう輩とはきっぱり縁を切ることです。

そして、機会が訪れた時、それに乗る準備態勢、能力の蓄積が必要です。常に自分を磨くことが必要です。私事で恐縮ですが、大学3年生の時交換留学でアメリカに行きましたが、英会話は18歳、1年生の時から準備していました。また、港区長選挙出馬を懇願された際、もともと区長など政治家になる意識はありませんでしたし、政治経験はありませんが、建築、都市計画の専門知識に加え、教育・福祉などの専門論文を多く書いていました。おそらく全国1700人の首長の中で教育・福祉分野で専門論文を書いたり本を出版した方は少数と思います。区長就任前、多くの欧米の自治体を訪問したり、議会の傍聴など特別な体験もしました。こうした体験をした方も少数と思います。

新型ウィルスとの共存社会

多くの識者がこれからは新型ウィルスと共存する社会を目指さなければならないと指摘しています。私も同感です。しかし、欧米諸国と比べ、日本は衛生環境は良好で、日本人の衛生意識が高いですから、これまで通りの生活に多少の配慮(建築、都市環境への配慮など含め)を付加すれば十分共存できると思います。

もう一つの参考事例です。犯罪との共存です。ニューヨーク、パリ、ロンドン、ローマなど大都市はスリ、ひったくり、強盗など日本では想像できない事件が多く発生しています。東京の街を歩いているような感覚でそうした都市を歩けません。常に、スリが、ひったくりが、強盗が狙っているぞ、という気持ちでバス、地下鉄に乗り、また、街を歩かなければなりません。

極論するとそうした大都市では犯罪と共存し生活しなければなりません。これからは犯罪だけでなく、ウィルスとも共存しなければならない時代となったと思います。

新型コロナウィルスと日本の生活文化

(1)衛生的な日本の環境。20代で3度の海外留学とその後の国際会議出席で体験したことです。欧米ではマスクをする習慣はありません。20歳でアメリカ、オハイオ州ウースター大学に留学した時、1月、2月に風邪を引いた時(冬は厳寒の地です)マスクをしました。友人達から珍しがられました。「君は医者か?」と冗談に言われました。日本では風邪を引いた時、インフルエンザが流行した時、多くの方がマスクをします。また、小さい時から様々な予防注射をし、都市環境、建築環境も日本の方が清潔度がより高いと思います。日本の水はきれいでおいしいです。ウォッシュトイレは日本の発明。日本のトイレは世界で最も清潔できれいです。

また、日本人は大の風呂好きです。いつも体を洗い、湯船に浸かる習慣は欧米にはあまりありません。

(2)挨拶での非接触。日本では挨拶する時適当な距離を取り、頭を下げ、直接体に接することはありません。欧米では、頻繁に握手します。また、少し親しくなると、信頼の気持ち、友情の気持ちで男女、あるいは、同性同士で抱擁、頬にキスをします。国際会議に出席すると、必ず抱き合い、挨拶をします。男性である私から外国人の女性に抱擁はしませんが、(日本的に苦手です)相手の女性が挨拶代わりに私に抱擁する場合は素直に受け入れます。イスラム教のトルコでも(政教分離)女性から抱擁の挨拶を受けます。濃厚接触の一例でしょう。

(3)食事の席での会話。欧米での食事会でのやり取りです。とにかく基本は大声で楽しくしゃべり、大笑いすることです。そうしないと相手に失礼になります。日本ではどちらかというと静かに食事する習慣です。飛沫感染の確率は低いです。

こうした日本独特の文化が世界の他の国と比べ感染者数、死者数が低い原因でしょう。

新型コロナウィルス騒動の中で感謝すべき多くの方々

新型コロナウィルス騒動で世界中社会が一変しました。そうした中、医療活動を支えてくださる医療関係者に感謝します。また、日常生活を支えてくださる「清掃業務従事者」「公共交通従事者」「食糧品店従事者」などなど感謝します。こうした方々のおかげで日常生活が維持されています。一方で文化芸術分野の方々のお仕事が自粛で大変ですが、逆にこういう時こそ文化芸術分野の方々に市民の癒し、激励のための活動をしていただきたいと思います。政治や行政がこうした仕組みを作るべきです。