9月1日のニューヨークタイムズの記事です。最近の調査で、18歳から25歳のいわゆるZ世代が好む都市が紹介されました。評価項目は住宅の入手のしやすさ(アフォーダブル住宅)、若い世代の人口比率、失業率、インターネット速度、リクリエーション施設、環境にやさしい通勤手段、公園の数、学校の在籍率等です。1位はアトランタ(ジョージア州)、2位はミネアポリス(ミネソタ州)、3位はボストンです。大都市で見ると最大の都市ニューヨーク市は10位、2位の大都市ロサンジェルス市は20位までに入っていません。3位の大都市シカゴ市は19位、4位のヒューストン市は11位です。あらゆる世代を満足するのは困難ですが、若い世代を増やそうとする目的、戦略な明確であれば、日本でも大いに参考になると思います。
日別アーカイブ: 2022年9月4日
ホワイトハウス警護隊長に女性バイデン大統領の指名
8月24日ニューヨークタイムズによりますと、バイデン大統領はホワイトハウスの警護隊長(シークレットサービス)にキム・チートル女史を指名しました。バイデン大統領が副大統領時代に警護隊員として奉職し、その実績が高く評価されたと思います。157年のホワイトハウス警護隊の歴史で、二人目の女性隊長です。
アメリカの警察制度は日本と全く異なります。基本は自治体警察、組織が独自の独立した警察を持ちます。日本では存在しませんが、アメリカの大学には「大学警察」があり、大学内の事件は全て「大学警察」が担当します。大学の学長が大学警察の最高指揮官です。それこそ大学の自治です。
ホワイトハウスのシークレットサービスは、財務省に属し、もともとは偽札捜査を担当する組織でした。隊員の経歴は、世界最強と言われる海兵隊員などの経験がある要人警護のプロフェッショナル集団です。日本ですと、直接の比較は困難ですが、警視庁、警備部、護衛課長に相当するかと思います。新聞に彼女の写真が掲載されていますが、笑顔の素敵な女性です。日本でもこれから女性大臣、女性知事などが増えると思います。護衛に女性の警察官が好ましいということで、女性の護衛官、ひいては、護衛部門の幹部の登場が期待されます。
アメリカ建築家協会次期会長、初の女性・黒人、日本では?
アメリカ建築家協会(AIA:American Institute of Architects)の機関誌8月号によりますと、次期(2024年)AIAの会長にキンバリー・ドウデル女史が就任予定です。初の女性・黒人、100代目の会長です。彼女はアメリカの大手建築設計事務所HOKの最高幹部です。今後の活躍が期待されます。また、彼女の活躍により日本の建築界にも良い影響があることを期待します。日本の組織は、学者中心の建築学会と資格者団体の建築士会と、いわゆる建築デザイナーの建築家協会と3団体あります。どの団体も会長は男性、また、役員のほとんどが男性です。建築界は他の学会などと比較し女性の比率が多いと思います。その内女性の会長が登場することを期待します。