日別アーカイブ: 2022年11月16日

ニューヨークやロンドンでポリオの緊急事態宣言

感染力の高いコロナ禍で大変な社会情勢ですが、ニューヨークやロンドンでポリオウィルスが発見され、ニューヨーク州知事やロンドン市長が緊急事態宣言を発しました。9月の報道ですが。ポリオは世界的に見るとほとんど撲滅したと言ってよい状態です。現在、アフガニスタンとパキスタンで数人のポリオ患者がいる状態で、世界人口80億人としてほぼ撲滅状態と言ってよいと思います。

しかし、公衆衛生状態の良い先進国の代表的な地域でポリオウィルスが発見され、緊急事態宣言が発せられたのは意外です。下水の調査で、ポリオウィルスが発見されました。ニューヨークタイムズの報道によるとニューヨーク州の独特の課題があるようです。特にユダヤ教徒の一部はワクチン接種を拒否します。彼らが多く住む特定の地域でウィルスが発見され、そうした観点からニューヨーク州知事ホウクル(女性)が緊急事態宣言を発したと思います。また、9月から新学期ですので、子供たちも注意しなさい、感染に気をつけなさい、ワクチン未接種なら早くワクチンを打ちなさいと言うメッセージです。こうしたニュースに接すると、日本は大丈夫かと考えます。もっともニューヨーク、ロンドンでウィルス発見されてから2か月経過しましたので、当面、日本では心配ない状態と思います。

東京オリンピック贈収賄事件、大会組織委員会監査役は何していた?

東京オリンピックの大会組織委員会の理事だった高橋治之が東京地検特捜部に逮捕されました。これから裁判を通して事実の解明が期待されます。今後のスポーツ、イベントの在り方含め、組織の在り方など、検討材料になると思います。スポンサー企業になりたい企業から2億円近い金を受け取った疑いで起訴されました。

不祥事の時いつも思うことは、監査役も同罪と言うことです。本来、監査役がおかしいことをチェックし、指摘、改善する役割を持っています。組織委員会の監査役がその役を果たせなかった、結果として、不正をただすことができなかった、つまり無能、お飾りの監査役だったと言うことです。監査役も公式の場に出て謝罪すべきです。そして何分か給与の一部を返金すべきです。事件発生後、公式の場で発言もせず、幼稚園以下のレベルの人物です。結果として、そのような無能な人物を任命したトップも同様の責任があります。

パリのピアノコンクール(ロンティボー)で日本人優勝

11月14日の報道で、パリで開催されたロン・ティボー国際音楽コンクールのピアノ部門で日本人の亀井聖矢さん(桐朋学園4年生)と韓国のイ・ヒョクさんが優勝、重森光太郎さんが4位に入賞したとのことで、日本人として喜ばしいことです。ブログで何回か書きましたが、欧米では良いものは良いとして国籍差別や人種差別は感じられません。審査員の構成も中立、まじめな方々が務めているのでしょう。古くは小澤征爾がコンクールで優勝したり、比較的最近では辻井伸行がコンクールで優勝したり。

日本では、学閥や師匠と弟子の関係で入賞者が決まることが多いように感じます。以前も書きましたが、台東区が主催する奏楽堂コンクールで、以前は芸大名誉教授の平野氏が審査員を務め、特定の方が入賞していたようです。主催者の台東区の幹部からも審査がおかしいと感じたと証言がありました。平野氏は2013年2月週刊新潮で弟子のオペラ歌手を愛人にしていると書かれました。要は愛人の弟子、または、弟子の愛人を入賞させたり、公正な審査でないようです。日本の文化芸術レベル、芸大のレベルはこの程度と考えたほうが良いかもしれません。多くの意欲ある日本人が海外に行き挑戦する気持ちが分かります。奏楽堂のコンクールのようなことをしていたら、いつまでも日本の芸術文化レベルは三流で、海外から見向きもされなくなります。