前回、パリのコンクールで日本人の入賞についてコメントを書きました。今回はスイス、ジュネーヴの国際音楽コンクールで日本人が入賞したことのコメントです。作曲部門でパリ音楽院(建築デザインはポルザンパルク)に留学中の中橋祐紀さんが2位に入賞、ピアノ部門で五十嵐薫子さんが3位に入賞との知らせです。日本人という国籍や人種的な偏見でなく、良いものは良いという公正に審査した結果です。パリだジュネーヴだ、と言うのもよいですが、日本でも文化、芸術の国際コンクールを開催してはと思います。公正な審査で、同窓だから、弟子だから、でなく、良いものは良い、と言う方針で入賞者が決まり、近い将来、世界中から高い評価を受け、権威ある賞に育てるべきです。本来、大学教授、文科省などがこうした企画に取り組むべきです。人材が日本から海外に流出し、海外で評価される、そのことは素晴らしいですが、海外の前に日本でも評価されるようなコンクールが開催されることを期待します。
ジュネーブ国際音楽コンクール日本人入賞
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