日別アーカイブ: 2023年4月3日

アメリカの大学、建築分野の学部長に女性就任

最近のAIA(American Institute of Architecture)アメリカ建築家協会誌によりますと、ヘザー・フラッド女史がカリフォルニア州にあるウッドベリー大学の建築学部長に就任、キャサリン・シーヴィット・ノーデンソン女史がペンシルベニア大学の造園学科長に就任しました。

アメリカ(ヨーロッパも)では建築は独立した学部、大学院です。専門職大学院です。日本では建築は工学部(理工学部)に属します。欧米では建築はアート、技術、社会学など人文系との混ざり合った総合学問の独立の学部(専門大学院)と位置付けられています。アメリカには大学が多く存在しますが、各大学、あるいは、学部、大学院が特徴を競い合っています。

私が1974年留学したライス大学はウィキペディアによりますと、建築と物理が一位と書かれています。学生と教授の比率は6対1で全米で最高水準。世界初の宇宙工学部もあります、理工学分野が強い小規模大学ですが、音楽、ビジネススクールもあります。建築大学院は学生数75名、教授15名です。昨年ライス大学建築大学院に3人の若い女性准教授、講師が採用されました。公募です。

2年前、理系の110の学会が共同主催した女性教員(技術者)をテーマにした大規模アンケートで、私は大学教員に就任した方法について質問することを提案しました。結果がどうなったか承知していません。おそらく、日本では公募は少数と思います。仮に公募だとしても、形式だけのことと思います。

女性が幹部として活躍するために分母(すそ野)を増大する必要があります。意識の高い女性技術者のお力で10年かけて理工分野に女子学生を増やし、さらに10年かけて女性の教員、幹部を増やす戦略が考えられます。その頃、私はこの世にいませんが。政府、政治家、学者、インテリ層、マスコミが色々発言していますが、私から言わせれば女性の社会参画は簡単なことで、ただやるだけです。私が大学の学長になれば、あるいは、文科大臣になれば即実行です。憲法学者、人権、平等と声高に叫んでいる法学部長は自宅で「オイ、メシ、フロ」と威張り散らしているかもしれません。週刊誌の記事で紹介されましたが、セクハラをしたエネオス会長、JR東日本副社長は、もし、私が厚労大臣、国交大臣になら、即職権で退職勧告を出します、職場環境の改善を命じます。威張り散らし、女性を人間として見ない問題人物が会社や公務員組織内の幹部に少なからずいるということです。