月別アーカイブ: 2024年8月

帝国ホテルでジャズフェシバルで元気をいただきました

8月13日(火)帝国ホテルで開催されたジャズフェスティバルに行きました。ホテルからすれば夏枯れ対策のイベントと思いますが、出演者は豪華な顔ぶれです。驚きはジャズピアノのレジェンドの秋満義孝さん、御年四捨五入で100歳です、と山下洋輔さんが出演したことです。秋満さんは歩くときは杖ついていました。ピアノの前ではシャキッとされすごい演奏。中にトリオ・ロス・パンチョスが来日し、美しい富士山の風景を見て感激し作曲した曲を演奏しました。めったに聴く曲でありません。山下さんも歩く時は背中が猫背状態ですが、ピアノの前でシャキッとされ、激しいテンポでジャズを演奏しました。お二人の演奏姿を見て元気をいただきました。料金は2万円ですが、2時から8時まで6時間の演奏(若手から大ベテランまで)、2ドリンク、1ディッシュ付きですのでコスパは良いです。

また、ステージでジャズオーケストラの指揮者スインギー奥田さんのお話で「戦中、ジャズは敵性文化で憲兵隊が査察に来るという前の晩、作曲家の服部さんと奥田さんのお父上が徹夜で「山寺の和尚さん」の歌を書き上げ、憲兵に示し、難を逃れたそうです。軍事政府が、おそらく文化芸術を理解しないであろう憲兵隊が音楽を審査するとはばかげたことです。

東京女子医大ガバナンス問題、日本の大学のガバナンスの問題

2024年8月3日読売新聞朝刊に東京女子医大、理事長に資金還流かと報道されました。入試や人事で「寄付」を強いて、第三者委員会の報告で「公正かつ適切なものとは到底評価できない」と結論です。岩本絹子理事長の懐にこうしたお金が還流したとのことです。情けないの一言。理事会、教授会で問題が指摘されなかったのか、改善されなかったのか、日本の最高学府にいる方々の常識は幼稚園児以下ということです。最近では日大の田中理事長の不正、東京医科大学の女子受験生を差別する不正が明らかになりました。欧米の大学では、「公正」に運営し多様性に配慮した統治をしなければ大学自体の評価が下がります。アメリカではハーヴァード大学ではハイチ出身の黒人女性が昨年学長に就任しました。(もっとも中東問題に関する発言で辞任しましたが)コロンビア大学ではエジプト出身の女性が学長に就任しました。イェール大学では女性学長が誕生。能力主義です。日本の主な大学ではいいまだに男性老人が学長で、おそらく、明治時代の大学の発想で大学を運営し、女性を排除し、他大学出身者を排除し、外国人を排除しといった状況です。世界を見据えた立派な理事長、学長が現れることを期待しております。