8月13日(火)帝国ホテルで開催されたジャズフェスティバルに行きました。ホテルからすれば夏枯れ対策のイベントと思いますが、出演者は豪華な顔ぶれです。驚きはジャズピアノのレジェンドの秋満義孝さん、御年四捨五入で100歳です、と山下洋輔さんが出演したことです。秋満さんは歩くときは杖ついていました。ピアノの前ではシャキッとされすごい演奏。中にトリオ・ロス・パンチョスが来日し、美しい富士山の風景を見て感激し作曲した曲を演奏しました。めったに聴く曲でありません。山下さんも歩く時は背中が猫背状態ですが、ピアノの前でシャキッとされ、激しいテンポでジャズを演奏しました。お二人の演奏姿を見て元気をいただきました。料金は2万円ですが、2時から8時まで6時間の演奏(若手から大ベテランまで)、2ドリンク、1ディッシュ付きですのでコスパは良いです。
また、ステージでジャズオーケストラの指揮者スインギー奥田さんのお話で「戦中、ジャズは敵性文化で憲兵隊が査察に来るという前の晩、作曲家の服部さんと奥田さんのお父上が徹夜で「山寺の和尚さん」の歌を書き上げ、憲兵に示し、難を逃れたそうです。軍事政府が、おそらく文化芸術を理解しないであろう憲兵隊が音楽を審査するとはばかげたことです。