10月5日、6日、ギリシャのテッサロニキ市でバルカン地域の建築学会が開催されました。主たるテーマは防災、震災対策です。今年の初め知人の教授から論文の審査委員の依頼がありました。テーマが防災なので私も東京の防災まちづくりについて論文投稿することとしました。防災分野をインテリア、建築、都市計画の観点から様々な研究論文の発表がありました。驚きは女性研究者の発表が圧倒的に多かったことです。事務局はテッサロニキ市にあるアリストテレス大学の教授やお手伝いの学生たち。お手伝いの学生も女子学生が圧倒的に多かったです。場所柄バルカン地域の国々から研究者が参加しました。
テッサロニキ市はギリシャにあってマケドニアに近く、アレキサンダー大王はこの近辺の出身だそうです。また、近代トルコの建国の父であるアタチュルクもテッサロニキ出身だそうです。古代の建築遺跡が多く地元の教授の案内で見学しました。
地域の様子を知るために市バスに乗り移動しました。市バスの料金(90セント、150円程度)、街の風景、乗客の様子など観察しながら市バス移動を楽しみました。古都の観光地であること、学生街であることなどから大勢の観光客で街はあふれていました。
大会中、ルーマニアの教授から来年はルーマニアが事務局なのでぜひルーマニアに来てほしいと声を掛けられました。また、トルコのトラキヤ大学(トルコの古都エディルネ市)の教授から来春トルコの著名建築家ミマール・シナンに関するシンポジウムを開催するのでリモートでよいから基調講演してほしいと依頼がありました。
イスタンブールから乗り継ぎでテッサロニキ空港に到着しましたが、日本人のツアグループを2つ見かけました。お声かけしたらこれからクルーズ船で地中海クルーズとのこと。私もいずれはクルーズ船に乗り地中海クルーズしたい思いでした。