月別アーカイブ: 2025年12月

カスハラ、異なる視点から

カスハラ対策が最近目につきます。結構なことですが、一方で、怒りたくなる原因を作る側の問題もあります。民間企業では、「お客様第一」ですが、中には無礼な接客をする人物もいます。礼儀作法についてお説教したくなる場合もあります。銀行でも時々不快な出来事があります。

問題は役所です。役人の優位性意識から「上から目線」の人物がそこそこいます。若い時の体験です。第一の事例、某役所で、私が読売新聞社の懸賞論文に入賞し賞金をいただいた時、某役人から電話がありました。私はお祝いのメッセージかと思ったら「賞金もらったんだからごちそうしろ」と要求。仲間2人連れてきて3人を接待することになりました。役人の「たかり」です。その後、その人物から「上司が海外の情報を欲しがっているので資料をくれ」と言われ、メモ書きですが報告書にし手渡しました。こうしたことが複数回続きました。しばらく経過し、結局その職員は私の持つ海外情報を利用(搾取)し、上司からの評価が高くなることを狙っていたのでしょう。私は上司、さらに、上級の幹部に直訴しました。

第二の事例、某役所で、ある報告書を編集するので編集委員になってほしいと依頼がありました。お役に立てればとお引き受けしましたが、全くの無報酬。役人の優位性の立場からの民間人に対する搾取です。

第三の事例、某役所で、長年まちづくりのコンサルタントを務めてなかなか具体的に成果が出ないので課長に「具体的に動いてみませんか?」と丁重に提言したところ激怒され、いんぎん無礼な表現で「お前は首」と言われました。周りにいた若い職員は「課長の腹の虫の居所が悪かったのかな?」という解説。今でいうパワハラです。この程度の課長がいるということです。

第四の事例、某役所の役職のない担当職員から無礼な言葉をかけられました。言葉遣い、礼儀作法をわきまえない、「俺は役人だ、偉いんだ」と勘違いしている職員がいることに驚きです。

最近では港区役所の高齢者支援課から送付された「公衆浴場入浴券」が破損のおそれがあり「新しい券と交換してほしかったら役所まで交換しに来い」とのメモを渡されました。自らのミスを棚に上げ、「体力の弱っている後期高齢者に区役所まで交換しに来い」(交通費かけて役所へ訪問すれば本末転倒)と若手職員の指示。これに対し、課長や区議に苦情を伝えました。Yという職員の不親切極まりない対応に内心怒り心頭です。原田区長の時代、私は民間人ですから「区民サービス」にベストを尽くせと常にお説教していましたが、その後の20年にわたる区役所職員出身の武井区政で「区民サービス」の視点をどこかに置き忘れてしまったのでしょう。

こうした彼ら彼女らの不適切、不親切な対応に怒鳴りつけたくなる気持ちが自然と湧いてきます。こうしたカスハラの原因を作っている側の問題も解決する必要があります。

公務員は英語で「Public Servant」つまり、市民(区民)に奉仕する召使という意味です。この英語の意味を知っている市長や公務員は何人いるでしょうか?

港区2003年と2023年教育委員会の成せる行動の比較

2003年秋、(翌年2004年6月は区長選挙を控える微妙な時期)教育長I氏が突然飯倉小学校廃校を宣言。区長である私は一切指示を出していません。「廃校」は必ず政治課題になります。背後に原田に恥をかかせようという力が働きました。教育員会は政治から独立した組織ですので、私は、教育委員会の決定を追認するしかありません。

2023年秋、(翌年2024年6月は区長選挙を控える微妙な時期)教育委員会が突然中学生のシンガポール修学旅行を発表しました。明らかに区長選挙対策です。しかも、この決定プロセスは与党の自民党にも事前に報告、相談もなく、当時の自民党幹事長O氏はカンカンになって怒ったそうです。さらに、就学旅行の生徒一人当たりの予算単価は60万円。同時期、私は国際会議でシンガポールを訪問しましたが、最高級リッツカールトンホテルに泊まっても27万8千円です。予算書見たら企画料5000万円と記載されていました。海外視察豊富な体験に基づくと法外な金額です。港区と旅行会社との癒着が疑われても仕方ない予算額です。教育委員会は「中学生に国際化対応を学ばせたい」との主張でした。私は3度の海外留学経験がある「国際人」を自負していますが、区長時代、一部の議員や幹部職員から「外国かぶれ」などひどい差別的な言葉を浴びせられました。嫉妬やっかみの類でしょう。私からすると今更何ですか、と言いたい気持ちです。

都議会で女性活躍の活発な質疑

 12月10日東京都議会で「女性関連施策」について活発な議論がありました。働き方、トイレの混雑などについてです。好ましい様子と思います。以前も書きましたが、半世紀前スウェーデン、アメリカでインターンとして働いていた時、5時で全員が帰宅し、残業で残る方はゼロでした。イギリスの大手企業英国石油(BP)社に就職した私の後輩は上司から「家族を大事にしろ(残業しないでさっさと帰宅し家庭サービスをしろ)」」とお説教されたと本人から聞きました。

 私の本職は建築家です。自らの設計の際、また、公共事業で意見を求められた際、女性の働き方の観点から意見、助言をします。いくつかの事例です。まず、階段の手すりについて、女性のプライバシー保護の観点からの設計になっているか?プライバシー配慮に欠如した階段の手すりの設計が多いです。見上げるとスカートの中が丸見えになる設計が多いです。2番目に、トイレの数について、女性は、男性と比較し、トイレでの所要時間が長いです。男性トイレよりも多めに、かつ、少しゆったり目に設計しなければなりません。また、プランニングの際、安全面への配慮も必要です。3番目に床材について、デザインに凝り過ぎ、御影石でピカピカに磨き、鏡状の床材を見かけます。スカートの中が丸見えになります。4番目に家具について、昔の価値観の男性が偉そうにそっくり返って座るようなデザインの椅子は女性に不向きです。5番目に、工事現場について、女性の監督員、女性の作業員のために、女性用トイレ、女性用更衣室、休憩室が必要です。

 以上のような指摘をすると多くの方はポカーンとして、原田は何を言いたいのか?という顔をする方が多いです。建築界も女性の参画の観点から見ると改革をしなければならないことが多いです。

ナベサダ福岡県築上市で公演

ジャズの第一人者のナベサダが福岡県築上市の音楽ホール(ハイヴィジョンホール)コマーレでリサイタルをしたとご自身のフェイスブックに投稿がありました。うれしかったです。その音楽ホールは30年前、私が設計した建築物です。400人の小規模な音楽ホールですが、音響性能は九州一と思います。現町長新川氏と面会しましたが、「音響性能が良いので近隣の地域の皆さんからも使わして欲しいと多くの依頼があります」とのことです。

近くに航空自衛隊の築城基地があり、ジェット戦闘機が轟音出して離発着します。また、1時間に一本程度、日豊線の特急が椎田駅を通過する際、汽笛を鳴らし高速で通過します。その際の騒音、振動はかなりのレベルです。音楽ホールはジェット戦闘機や特急列車の騒音も跳ね返しています。実は音響設計はNHKが担当してくれました。今となってはNHKに感謝です。

外観はオランダ風にして欲しい(運河が張り巡らされた町づくりをしたい夢をお持ちでした)と当時の町長の要求でした。たまたま偶然ですが、当時、私の事務所にオランダ人の建築家(名門デルフト工科大学卒)が二人いましたので、私が作成したスケッチを見せ、彼らに確認したら「オランダ風です」と言ってもらったので安心しました。30年経っても大切に使っていただいていることに町の皆様に感謝です。

運転免許高齢者講習、鮫洲で

2年前のことです。運転免許高齢者講習に東京品川にある鮫洲運転免許試験場に行ってきました。結果、認知症の可能性はなし、運転技能も問題なし、という結果で一安心しました。運転は、都心住まいですので車を持たず、地方出張の際レンタカーで運転する程度です。

鮫洲運転免許試験場での驚きです。職員のマナーが一流ホテル並みです。入口に入ると、数人のスタッフがおり、「高齢者講習に来ました」と言うとスタッフが「エレベーターで4階に行ってください」と則案内。4階ホールに到着すると、同様、数人のスタッフがおり、所定場所まで案内してくれました。講習も丁寧でした。五つ星のサービス内容です。試験場の建物は明るく良い雰囲気でした。建築家の目から見て素晴らしい建物と評価します。

警視庁運転免許センターから高齢者講習の案内はがきを受け取った際、以前講習を受けた目黒にある民間の日の丸自動車教習所が講習場所の一つとして記載されていたので、日の丸自動車に指定の時間に電話しました。話し中で、しばらくして電話すると「本日の申し込みは終了しました」と録音が聞こえてきます。講習申し込みは、今の時代なら、ファックス、メールでの対応もありと思いますが。あるいは、電話回線を増やし、申し込みの対応を親切にすべきとおもいます。民間の教習所ですが、不親切な印象でした。公設の鮫洲の方がはるかに親切、丁寧でした。官民格差の逆転現象!