港区三田、曹洞宗玉鳳寺のお施餓鬼法要での法話、お墓の話

5月10日港区三田にある曹洞宗の玉鳳寺でお施餓鬼法要があり、ご住職からご案内をいただきましたので参加しました。法話は駒澤大学、大正大学などで講師もお勤めになった中野東禅先生。お墓のお話でした。お墓の歴史、お墓の意義などについてでした。有意義な内容でした。

建築、都市計画の観点からしますと、お墓(墓地)は都市計画法で都市施設と定義されています。欧米の建築、都市を視察する際、墓地も案内されることがあります。特スウェーデンのストックホルム市内には著名建築家エスプルンドがデザインした、墓地公園があります。文字通り公園の中の墓地で美しいランドスケープデザインです。火葬場の施設もデザインもすばらし内容です。ヨーロッパの都市を訪問した際、現地の友人に墓地に案内され、著名人の墓を見ることがあります。日本の交番くらいの大きさで、ギリシャ神殿風、ローマ寺院風だったり、デザインを見るだけで楽しくなります。

私は1992年親の墓をデザインしました。一般的な墓石では退屈するからと両手で地球(宇宙)を支えるようなデザインとしました。宇宙、地球、平和などをイメージしました。お墓、墓地を楽しめる空間とし、家族が時々お参りし、ご先祖様とコミュニケーションを図れる空間とするとすばらしいと感じました。

中野東禅先生は多くのご著書があります。当日「道元百話」を賜りました。今の時代も役に立つ内容が書かれています。

道元禅師がなぜ福井県で永平寺を開いたかの経緯も聞きました。鎌倉時代の有力者で現在の神奈川県秦野の有力者が、道元禅師と出会い、支援することになり、ふるさとが福井県の永平寺近辺の有力者だったことから福井県に招いたそうです。新しい知識をいただきました。詳細については正確な学術書で確認してください。

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