前伊東市市長、土地取引巡り贈収賄、逮捕、港区での体験

6月17日(月)「前伊東市市長ら逮捕、土地取引巡り1000万円贈収賄容疑」と報道がありました。14年10月民間企業が4800万円で競売で取得した土地を翌15年7月伊東市が2億500万円で購入。前市長佃容疑者自ら土地取得の交渉を行い、その過程で民間企業から1000万円前市長に渡った、という筋書きです。副市長、幹部、議会で正論を吐く方はいなかったのでしょうか。であれば、副市長も幹部も議員も一蓮托生でしょう。トップを諌めることができず、公正な施策を遂行できない、積極的でないにしても結果として不正に協力した幹部や議員は、役立たずですから直ちに辞表を出すべきでしょう。

昨年、山梨市長、上尾市長が逮捕される事件がありました。そもそも市長をやる資格がない人物が名誉、利権欲しさで市長になったとしか思えません。その程度の人物を市長に選んだ市民の責任もあります。

港区長時代、港区役所が所有する浜松町駅前の土地と芝公園にある民間企業の土地交換の問題が20年来くすぶっている、と区長就任後レクチャーを受け、その問題を知りました。すぐ解決しなければという思いから私自ら先方の企業の社長に面会し、早期の問題解決を促しました。交渉事ですから紆余曲折ありましたが、1年でめでたく交渉成立しました。(させました)交渉事ですから交渉役が増えればまとまらなくなります。トップ同士の交渉が重要です。特にこうした交渉事に強い関心を持つと思われる議員には絶対関与させない、という強い気持ちが大切でした。それこそ交渉が乱れ、下手すると裏金などが生じる事態になったと思います。20年間、解決できない状態が続いた、というのはおそらくそうした恐れがあり、なかなか手を付けられなかったと思いました。強い意志で、自ら交渉し、一切のプレゼントを相手側から受け取らずという姿勢を貫きました。それが成功のカギだったと思います。また、それがトップの姿勢であるべきです。清らかな気持ちで交渉に臨まなければいけません。自ら利権に関与する輩は政治家あるいは幹部を辞めろ、と言いたいです。

面白かったのは議会で「契約が成立した日の公用車日誌を出せ、区長の予定表を出せ」と野党議員から言われました。恐らく氏は「その日に区長は相手側の企業から接待でも受けたのだろう」と邪推したのでしょう。全くそういうことはありません。恐らく氏は自らそうした接待を受けた経験があるからそうした質問をしたのではないかと推理しました。氏について様々噂が耳に入ってきました。

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