不祥事続き大阪府警、存在感が欠けるトップ

2018年8月12日富田林警察署留置場から拘留中の人物が逃走しました。大失態です。その後、大阪府警本部長の広田耕一氏が20日記者会見をしました。トップの役割は何か考えさせられました。私自身3000人組織のトップを頼まれ勤めました。何かあれば真っ先にトップが説明責任を果たさなければなりません。

ニューヨーク市警の例です。私は20年以上インターネットでニューヨークタイムズを購読しています。事件が発生したら市長、警察委員長(東京都の公安委員長とほぼイコール)、警察本部長(ニューヨーク市では警察局長)がいの一番に資料を示し、説明をします。12月25日のニューヨークタイムズ紙によりますと、逃亡した容疑者に私服刑事が27発撃ったと報道があり、また、同時にテランス・モナハン本部長が資料を使い自ら事件の詳細な説明をしました。私は1969年アメリカの留学した際毎夕テレビニュースで事件報道を見ました。現場の警察官がマイクに向かい事件の説明をし、また、警察本部長も公安委員長も同席し記者会見で事件の詳細を発表します。

そうした警察の報道姿勢が見本、教科書とすれば大阪府警本部長は全く職責を果たしていないと言えます。そういう意識がないのか、緊急対応の広報戦術について学習していないのか。ニューヨーク市警はじめ欧米の警察発表の方法を学んでほしいと思いました。

幹部に昇進、就任する方は、緊急時、広報対応方法を学ばなければなりません。

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