伝統工法による300年木造住宅

埼玉県でこだわりの仕事をするS大工さんが伝統工法による300年住宅を造り、ご招待をいただき見学会に参加しました。柱の太さは6寸、梁、桁材はヒノキ、カラマツ、壁は左官仕上げです。フォルムは方形(正方形の平面で屋根はピラミッド状)です。床材はクリ、建具は杉で赤味と白味をツートンで使用した材料。既製品の建材を可能な限り使用せず、本物の木材で造り上げるという思想で、こだわりで建てた住宅です。材料は秩父産、一般の木材市場には少し問題があるという程度の良質な木材を材木問屋から比較的廉価で入手し、製材屋に製材を依頼し、その後は自ら加工した住宅です。総費用については不明ですが、相当な額のはずです。しかし、30年程度で解体してしまう住宅が多いことを考えると、仮に初期費用が2倍としても、300年使い続けることができる住宅なら十分ペイできます。こういう大工さんと一度一緒に仕事をしたい気持ちです。

伝統工法による300年木造住宅」への2件のフィードバック

  1. 成岡 茂

    本日はありがとうございました。まさか原田さんにお会いするとはビックリでした。昔から伝統木造に興味を持ち勉強されていたと伺い更に驚きました。所属団体はどこでしょうか?白根棟梁は伝統木構造の会の中でも大工会をまとめる理事の一人です。
    今回の二連方形の家は白根棟梁の木組みの技とスタッフである田中美喜子さんの協働作業による力作です。

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    1. 原田 敬美 投稿作成者

      成岡様 コメントありがとうございました。白根棟梁と田中さんの設計は素晴らしいです。こうした設計・施工の成果を学会など専門家集団で高く評価すべきです。私事ですが、海外留学3度の経験は実は日本文化大好きということでもあります。伝統建築の勉強会に34歳から入会、現在まで続けています。会の顧問は以前は東大の建築史教授稲垣先生、その後、伊藤平左衛門先生、元文化財研究所長伊藤延男先生、現在は東大の藤井先生です。私は、書院造の設計、マンション内の茶室の設計等しました。また、海外の学会で五重の塔の耐震技術と現代建築への応用というテーマで発表しました。(オリジナル研究でなく、引用資料を基にですが)また、伝統建築のスケッチをいくつか描き、知人が主宰する展覧会で展示しております。今後もご指導ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。

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