アメリカ建築家協会による毎年の建築デザイン表彰、審査員は建築家

アメリカ建築家協会が発行するArchitecture誌を購読。インターネットで読んでいます。記事の中で楽しみの一つは毎年開催する優秀建築構想デザイン表彰です。今回は66回。審査員の構成で気になることがあります。審査会というと日本ではほとんど大学教授が占めます。大学教授の権威を活用。未だに明治時代の発想です。また、公正と思われています。日本の大学教授の多くは建築事務所を経営し、いわゆる設計業者でもあります。本当に大学で授業をしているのか疑わしいのが現実です。

アメリカ建築家協会のデザイン審査はほとんどがいわゆる「建築家」。今年も大学教授はいません。民間の建築家の方が、実務に明るいと、また、お互いに審査し、切磋琢磨しています。

権威主義で失敗した例が新国立競技場の設計競技でした。審査委員長は著名は東大名誉教授の建築家安藤氏。最優秀に選んだ案は予定工事費の倍。ただ、かっこよければであれば、小学生でも審査員は務まります。記者会見で安藤氏は「自分は工事費のことは分らない」と開き直っていました。無責任な発言です。であれば、審査会で「施工費検討小委員会」を設置し、各案ごと施工費が予算内かチェックすべきでした。大学教授や超有名人を審査員に並べれば多くの方を黙らせることができる、権威があると考えた発注者にも大きな問題があります。

アメリカ建築家協会の審査のような本当に実力がある方を審査員にする方式を採用すべきでしょう。

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