去る6月6日、知人のアルゼンチン内務省の都市計画部門に勤務する若手職員が私的に東京を訪問しました。私は彼を東京都庁の展望台に案内し、東京を全貌してもらい、その後、都庁3階の資料室に立ち寄りました。英文の都市計画や東京都紹介の資料を購入し、氏にプレゼントしようと思いました。氏と都民資料室に行き、カウンターにいた女性職員に「都政や東京の都市計画に関する英文の資料はありませんか?」と聞きましたら「ありません」と返答。女性職員曰く「私も英文資料がないのはおかしいと思います。ただし、自分は職員で、上司に言えないので、投書してください」とのことでした。私も「世界都市東京の都庁舎の資料室に英文資料がないのはおかしいですね」と職員に語りかけました。
去る5月トルコの第2の大都市コジャエリ市役所(人口170万人)を訪問、多くお英文資料をいただきました。高校生向け世界地図に載っていない都市の市役所で英文の資料があり、世界のだれもが知っている東京の庁舎に英文資料が置いてないのは問題です。都庁生活文化局広聴部に投書の電話をしました。担当職員曰く「関係部門に伝えます。最も良い方法は知事に直接、親展で直訴することです」と助言がありました。早速舛添知事に親展でお手紙を出しました。本人が直読んだか不明です。知事は「世界都市」というキーワードをスピーチでお使いになります。こうした実態をご存じないでしょうか?
ちなみに「世界都市東京」は1988年ニューヨーク行政研究所のマメン氏の執筆です。私の尊敬する友人です。港区長時代、港区役所で講演していただきました。