ズボンのこと、思い出話、気づきの3題です。50年前早稲田大学の交換留学生としてアメリカのオハイオ州のウースター大学に1年間留学しました。昔の写真など整理して思い出しました。ズボンは黒の学生ズボン。と言っても今時の学生にはピンと来ないかもしれませんが。今思い出すと恐ろしいこと。その1着のズボンを1年間はきとおしました。しかも洗濯せずに。貧乏学生の生活ぶりの一端です。友人たちからズボンが汚い、くさいとよく言われなかったと今思うと冷や汗が出ます。
2つ目。1971年スウェーデンに留学しました。驚きました。バス、地下鉄の運転手の半数は女性、大学の建築学科の6割が女子学生(早稲田大学の建築学科に1学年180名中女子学生は2人)、設計事務所を訪問すると半数は女性。電車やバスの風景です。女性の多くは(何割だったか正確な記憶はありませんが)ズボン(パンツスーツ)でした。スカート姿の女性は少なかったです。ズボンが働きやすいということでしょう。
3つ目、最近の地下鉄の姿。スウェーデンの地下鉄での風景を思い出しながら、東京の地下鉄で女性のズボン姿の割合を時々観察します。以前と比べズボン着用(パンツスーツ)の女性が半数以上います。ズボンのほうが物理的に働きやすいということでしょうか。