エンテベ空港の7日間を観賞しました

映画「エンテベ空港の7日間」を観ました。実話に基づく映画です。1976年夏エールフランス機がハイジャックされ、ハイジャック犯がウガンダのエンテベ空港に強硬着陸。エールフランス機ですから基本的にはフランス政府の対応ですが、乗客の大半がユダヤ人(イスラエル国籍)、ハイジャック犯の要求はイスラエルを中心に収容されている親パレスチナ・テロリストの解放要求ですのでイスラエル政府が中心になり対応しなければなりません。実際に発生した事件ですから、詳細は過去の報道を参考にしてください。

私は危機管理の材料として記憶を継続しています。アメリカ留学から帰国しまもない時の事件でしたので現在でも覚えています。改めて映画を観て感じたこと、以下にコメントします。

まず、イスラエル政府の対応。国家の威信をかけ、力づくで国民の生命を守るという固い意志を持っていることです。そして原理原則、テロリストと交渉はしない、ということです。(日本政府にはなかなか困難な内容です)

次に、国家的な危機に際しての議論のマナーです。映画ですからどこまで事実か分りませんが、欧米に留学した経験からそうだろうなと同感の場面がありました。首相、国防大臣、軍の最高司令官のマナー、会話の方法です。時代は異なりますが、それぞれ、たばこをふかしながら時に笑顔で会話をしていることです。雰囲気は友達同士の会話です。日本なら大声出したり、怒鳴り声になったりするでしょう。危機の時こそこうした精神的余裕が大切と思いました。

次に、救出作戦の検討、演習、実行です。太平洋戦争の時、インパール作戦(机上の論理だけで実行し全滅した愚かな作戦の事例、今日では愚かな作戦と評価)、国民に竹槍を持たせ米軍と戦えと命じたバカな日本軍指導者がいました。今日も、倒産した日本航空の経営者、会社をダメにした東芝社長、不名誉な事件を起こしたオリンパス社長、日産の経営陣など、ばかな司令官が多くいますが。首相と国防大臣が軍の最高司令官に作戦を検討させ、データに基づきその成功の確率を判断させ、作戦の方針が決まれば事前に演習。おそらく、作戦が成功した背景には第一の当事者であるフランス政府、それから、アメリカ政府などの情報提供、助言などがあったと思います。つまり、常時の連携、信頼関係の維持です。首相と国防大臣は政治責任はすべて自分にあると発言。

一つの映画を観ながら多くのことを学びました。お勧めの映画です。

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