経済大国になった中国。大国としての振る舞いに期待。

中国の2019年のGDPは14兆1402億ドル(1ドル100円とすると1400兆円)、日本は5兆7480億ドル(578兆円)、2010年、中国のGDP6兆660億ドル、日本4兆4848億ドル。2000年、中国のGDP1兆2149億ドル、日本3兆4189億ドル。1990年中国のGDP3990億ドル、日本2兆4517億ドル。中国のGDPは2000年代一気に日本を抜き、今や日本のおよそ3倍。世界の経済大国になりました。日本はこれまでODAで多額の金額を中国に渡し中国の経済発展の支援をしてきました。現在も続いているようです。額は以前より少ないと思います。

人間も国家もその地位に相応しい振る舞いが要求されます。私は学生時代、大国のアメリカと人口は800万人ですが経済大国のスウェーデンに留学しました。そこで習ったこと、「自由、人権」でした。考えていることを何でも言えという教えです。フラットな関係で自由に議論し、方向を見出そうという考えです。教授に対しても自由に意見を言えました。職場の上司、国家に対してもです。国際ニュースで見ますが、ホワイトハウスの前でトランプ辞めろとプラカードを掲げデモすることも自由です。一方、私事ですが、50年前、日本からの貧乏学生に対し、友人や地域社会の方々に親切にしていただきました。大国の振る舞い方というのはこうあることが好ましい姿であると感じました。

現在の中国は、欧米の自由、人権といった最小限の原理原則が理解されていません。日本やアメリカから中国に不利となるニュースが流れると国家の意思でニュース画面が真っ黒になり、視聴できません。中国の政治批判をする国民を逮捕したり、中国批判をする芸能人、アスリートなどのテレビ中継を中止したり、香港で政権批判をする香港人を拘束したり、スパイ容疑で日本の研究者を拘束したり、世界先進国共通の価値観が理解されていません。おせっかい好きなアメリカ議会は中国に対し、「香港人権法」が成立、香港の自由を守る支援をすることとなりました。香港の学生たちは「トランプ大統領ありがとう」とプラカードを掲げています。

経済成長を続け、お金に余裕ができた中国は(いまだに日本がODAで支援しているのが不思議ですし、中国から感謝されずいちゃもんをつけられても経済支援を続ける日本政府のお人好しはいかがかと思います)途上国の港湾、鉄道、道路などインフラ整備の支援を急激にしています。中国は19世紀列強から帝国主義的支配をされ屈辱を味わった歴史を記憶しているはずですが、途上国のインフラ支援をし借金が払えないなら99年の租借と言いう名目で港湾を奪い取っています。

多くの立派な中国人の友人がいます。国家同士になると国民同士の理解、友情を超え、遺憾な方向に向かっていることは残念です。伝統建築を勉強していると、中国から仏教が伝来、それに伴い寺の建築の輸入などで中国の文化に敬意を表しています。また、日本は孔子の教えを大切にしている組織、地域があります。日本中に孔子廟が30か所くらいあります。水戸、足利学校、岡山(閑谷校)などにあり現在も礼拝の対象です。中国が世界の大国に相応しい行為をされることをお祈ります。

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