照明デザイナー石井幹子さんのフィンランド体験。多様な社会。女性の活躍。港区では。

日本の照明デザインをリードしてきた照明デザイナーの石井幹子さんのインタビュー記事が読売新聞で連載されています。12月26日の記事で、「1965年フィンランドで働いた時、女性が多く働いていたこと、デパートのバイヤーが女性ばかり、結婚している女性、独身の女性、離婚した女性、未婚の母の女性など多様な女性が頑張っていることに驚いた、しかも、あの人未婚の母などと陰口を言う人がおらず、多様性の社会で、…日本に帰国後、女性だからと仲間外れにされたり・・・」と書かれています。私自身も1971年スウェーデンに留学、全く同じ状況を体験しました。

現在、日本でも国や多くの自治体で多様性と口にしています。50年以上前にアメリカや北欧が多様性社会であったことからすると、閉鎖的日本は50年以上遅れています。港区は多くの外国人がいますが、港区役所の最高幹部は口では多様性と語りますが本心では多様性に背を向けています。経験上、彼らは学校卒業し港区役所に就職し、閉鎖的な組織で30年、40年仕事をしてきました。外国人と付き合ったこともなく、外国の文化を学んだこともなく、港区の職員以外のライフスタイルを体験、理解したことがありません。

私は、3度の海外留学とその後の国際会議などで多くの外国人と付き合ってきましたが、そういう体験をした人物を、元区長や一部の最高幹部が変人扱いしたのは残念でした。自らの体験から、港区の最高幹部が発言する多様な社会、異文化理解は受け入れがたいキーワードです。

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