気候変動に対する政策は、今やどこの国でも、特に先進国では喫緊の課題です。12月20日のニューヨークタイムズに、「オランダの最高裁判所が政府に気候変動対策を実行せよと命令した。」という記事があり驚きました。最高裁判所が行政に対し○○せよと積極的に命令を出すことは日本の最高裁ではありえません。アメリカの最高裁はオランダと同様、政府に対し○○せよと命令することが多くあります。
記事の内容を一部紹介します。(著作権に触れない程度に)オランダの最高裁は温室効果ガスの排出を2020年末までに1990年比25%削減せよという判決で、裁判所が国に対しかかる問題で命令を出したのは初めてです。
環境政策で遅々と進まない温室効果ガス削減について、もし、日本でどなたかが国を訴えたとし、日本の裁判所、最終的には最高裁がどのような判決を出すか興味深いです。おそらく、これは政策の問題だから最高裁は判断せずと逃げるかもしれません。