港区長秘話その2:選挙費用

政治家にとり、選挙会計は極秘中の極秘です。各自が、様々苦労、工夫しています。真実は永遠の闇です。

公然情報で、新聞や週刊誌に時々事実が報道されます。20年以上前、タレント候補Gが衆議院選挙で敗退、数千万円も自己負担が出て、約束が違うと激怒し、激白したと記事がありました。中央官庁エリート役人が故郷の市長選に担ぎ出され落選、多額の借金が残り行方不明になったという記事がありました。90年代、港区でも都議選に出馬した若手区議が落選し、自殺したと聞きました。原因は選挙費用の借金問題と思います。最近では、猪瀬前東京都知事の5000万円借用書なしの借り入れ問題がありました。2006年福島、和歌山、宮崎の3人の知事が金銭問題で逮捕されました。選挙資金がらみです。古くは1993年ゼネコン汚職で、茨城県知事、宮城県知事、仙台市長などが逮捕されました。週刊誌報道で、茨城県知事は選挙のため県議会の実力者に8000万円渡す必要があったとありました。私は1985年茨城県知事から招聘され、ある政策について知事にご進講させていただきました。私のような独立自営の、肩書のない若造の話を聞いてくれる熱心な知事と印象を抱いていたので残念でした。氏は元建設相局長のエリート官僚でした。

元港区長は元区役所職員で、退職金をすべて選挙の仕切り屋さんに渡し、選挙を仕切ってもらったそうです。茨城県知事が8000万円、港区長が4000万円必要と悟った次第です。

区長選立候補に際し、私を後継者に指名した当時の区長に「私は零細な建築事務所経営者。選挙資金は持っていません」と発言。元区長曰く「組織が選挙をするので金の心配はいらない」との回答でした。    数日し、某議員から〇百万円貸す、別の議員から〇百万貸すと申し入れがあり、元区長が預かったと聞きました。…「ちょっと話が違うな」と感じ始めました。当時の区長が選挙を仕切ったので、私は選挙資金について話を聞くだけでした。私は選挙事務所で「金銭のことはきちんとお願いします」と強硬に主張しました。選挙を手伝うベテラン議員からすると生意気な奴と反感を持たれたかもしれません。                   会計事務は妹が担当しました。議員が領収書を妹に持ってくると、しがらみがない妹は領収書の趣旨をとことん質問、不明な点があると、現金を渡さなかったと聞きました。

某議員はいくつかの企業を回り「原田候補は金がないので面倒見てやってほしい」と寄付を依頼、その場で寄付を受け取り、そのまま自分の懐にし、選挙事務所に持ってこないと噂で聞きました。別の議員がたまたまその企業に行き寄付をお願いしたところ「既に〇〇先生がお見えになり、寄付を渡しました」と言われたとの噂話。私はお金をタッチしていないので、噂程度の話です。信頼できる方の助言で、選挙後、時間をおかず、お借りした(一方的に貸し付けられた)お金を返しました。(私はお金を見ていませんが)借用書もない不思議なやりとりでした。

政治家になる気持ちがなかった私にとり、お金でポストを得るという発想、意識がありません。一般的には政治家は選挙に投資したお金を取り戻そうとするのでしょう。選挙が終わり選挙事務所の幹部曰く「区長選で几帳面に会計帳簿を作ったのは初めてだ」それまではどんぶり勘定だったそうです。

 

 

 

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