ロサンジェルス市。街路灯デザインの国際コンペ。東京都庁や日本の自治体も国際コンペを!

3月20日締め切りで、ロサンジェルス市が街路灯デザインの国際コンペを実施しています。市長エリック・ガルセッティ氏は世界中の建築家、照明専門家、技術者に対し、アイデアを求めています。国籍、出自、性別問わず公平、公正にアイデアを求めるコンペは欧米の建築や公共事業で頻繁に実施されます。ロサンジェルス市の環境に衝撃を与えるような優勝案は具体化され、近い将来ロサンジェルス市の多くの道路沿道に建てられます。期待しましょう。

欧米では国も自治体もロサンジェルス市のように公共事業のデザイナーを国際コンペで広くアイデアを募ります。日本では国も東京都庁含めほとんどの自治体で入札でデザイナーが決まります。しかもおかしな条件付きです。社員数は?売り上げは?実績は?など理解に苦しむ条件が入札参加に課せられます。仮に1000人の従業員がいる事務所でも特定の業務に1000人が参加するわけでありません。実際数人です。入札は担当職員からすれば楽です。また、発注業務に意識が欠け、知識も不足しているのでしょう。安かろう悪かろうがはびこっています。創作物は安ければよいというものでありません。少し時間はかかりますが、コンペなど準備し、広くアイデアを募り良い案を採用する方式にすべきです。分からなければ私はいくらでもご助言できます。現状のままの制限が付いた入札方式だと、いずれ、欧米各国から日本の公共事業は閉鎖的だと批判の声が出始めるでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です