アメリカCDC疾病規制予防監督庁がオフィスデザイン・ガイドライン

今回のコロナウィルス騒動でCDC(アメリカ疾病規制・予防・監督庁:日本では疾病センターと訳されていますが、何か日赤医療センターのような響きで、正しくは強い権限を持つ連邦政府の「疾病の規制・予防のための監督庁」です)が大きな役割を果たしています。私事ですが3月19日から28日までオハイオ州とニューヨーク州に出張予定でしたが、3月5日頃CDCが海外留学しているアメリカ人学生に帰国命令勧告を出し、また、今後海外留学を予定しているアメリカ人学生に海外渡航禁止勧告をしたことで、これは「ただ事ではない」と自ら判断しアメリカ出張を取りやめました。結果として正しい判断でした。

5月28日のニューヨークタイムズによると、CDCはウィルス対策でオフィスデザインのガイドラインを作成したとのことです。1971年スウェーデンでオフィスランドスケープの勉強をし、多くの小論を書いた体験から関心を持ちその記事を読みました。今後の対ウイルスのためのデザインの参考となります。日本なら厚生労働省の労働基準監督局が担当する仕事です。私は1998年当時の労働省の労働基準監督局で「快適職場」研究会の委員を務めました。そうした経験からも関心を持ちました。

「窓開け換気」、「自動販売機など設置されている勤労者が集まる休憩スペースの廃止」「エレベーターの適切な活用」「オフィス内の密度の再検討」「手で触れるコーフィーポットなどを撤去」など提案されています。日本でも今後具体的な方針、内容が検討されると期待しております。

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