新型コロナウィルスと日本の生活文化

(1)衛生的な日本の環境。20代で3度の海外留学とその後の国際会議出席で体験したことです。欧米ではマスクをする習慣はありません。20歳でアメリカ、オハイオ州ウースター大学に留学した時、1月、2月に風邪を引いた時(冬は厳寒の地です)マスクをしました。友人達から珍しがられました。「君は医者か?」と冗談に言われました。日本では風邪を引いた時、インフルエンザが流行した時、多くの方がマスクをします。また、小さい時から様々な予防注射をし、都市環境、建築環境も日本の方が清潔度がより高いと思います。日本の水はきれいでおいしいです。ウォッシュトイレは日本の発明。日本のトイレは世界で最も清潔できれいです。

また、日本人は大の風呂好きです。いつも体を洗い、湯船に浸かる習慣は欧米にはあまりありません。

(2)挨拶での非接触。日本では挨拶する時適当な距離を取り、頭を下げ、直接体に接することはありません。欧米では、頻繁に握手します。また、少し親しくなると、信頼の気持ち、友情の気持ちで男女、あるいは、同性同士で抱擁、頬にキスをします。国際会議に出席すると、必ず抱き合い、挨拶をします。男性である私から外国人の女性に抱擁はしませんが、(日本的に苦手です)相手の女性が挨拶代わりに私に抱擁する場合は素直に受け入れます。イスラム教のトルコでも(政教分離)女性から抱擁の挨拶を受けます。濃厚接触の一例でしょう。

(3)食事の席での会話。欧米での食事会でのやり取りです。とにかく基本は大声で楽しくしゃべり、大笑いすることです。そうしないと相手に失礼になります。日本ではどちらかというと静かに食事する習慣です。飛沫感染の確率は低いです。

こうした日本独特の文化が世界の他の国と比べ感染者数、死者数が低い原因でしょう。

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