超現実主義スイス

港区長時代、スイス大統領(複数制でその一人)に個人的な昼食会に招かれました。また大使や大使館職員と数回意見交換しました。日本でスイスのイメージは、中立国、金融拠点、精密産業、チョコレート、アルプスの少女ハイジなどでソフト、平和です。しかし、平和の維持のため彼らの手段は「超現実主義」です。①中立ということは自ら国防の責任を果たさなければなりません。国民皆兵です。万が一に備え自宅に機関銃を置いてあります。時々軍事訓練をします。その中には道路を緊急滑走路に見立て飛行機の離着陸訓練をします。その際道路は封鎖されます。突然観光バスがしばらく停車することがあります。②世界から亡命者が来ます。独裁者の子弟がスイスの国際学校に留学します。私の想像ですが、スイスの治安機関が24時間彼らを警備しているのでしょう。亡命者、独裁者の子弟が安心して暮らせます。恐らく高い警備費を納めているのでしょう。③金融です。スイス銀行は口が堅く安全で有名です。世界のマフィア、独裁者が大金を預けています。スイスの銀行はそのお金で様々投資し利益を得ています。④地球のどこかで紛争があるとスイスが和平の仲介の労を取ります。大勢の使節団、マスコミがスイスに集まります。彼らはたくさんのお金をスイスで使います。⑤CNN放送によるとチューリッヒ市役所は街娼の安全を守るため、簡易な建物を用意したとのことです。日本では公に語られることのない話題です。中立、平和の裏にこうした超現実主義があります。

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