アメリカのワクチン接種会場。何でもあり。

2021年5月12日のニューヨーク・タイムズを読み驚きました。ワクチン接種会場についての報道です。国民にとり接種のための利便性最優先です。公園、広場、駐車場、野球場、サッカー場、競馬場、ショッピングモール、ビーチ、スキーリゾート、薬屋、床屋など何でもありです。できるだけ早く、少しでも多くの国民にワクチン接種をという戦略で、行政、政治が動いています。

翻って、日本ではというと、遅々として進みません。ワクチンの調達の問題、注射の打ち手の問題などが基本であります。糖尿病患者は自分で注射を打ちます。30年位前、血圧は医者でないと測定できないことになっていましたが、今は銭湯でも血圧計があります。私の目の前に、発作で倒れた方、事故で出血した方がいれば、至急心臓マッサージをしたり、止血処置をしたりすると思います。医師法違反だと逮捕されることはないと思います。ウィルス感染対策のためのワクチン接種を早急にすることが現在求められています。日本の製薬技術力は世界でもトップクラスと思いますが、なぜ日本製のワクチンが製造できないのか、その分野の門外漢には理解に苦しみます。細かい規制は政治力で突破すべきです。

1995年の阪神大震災のことを思い出しました。新聞報道ですが、ある組織が救援物資をヘリコプターで運び、神戸市内の学校の校庭に着陸しようとしたら着陸許可がないから着陸認めないとないと行政から指示され、引き返したそうです。緊急時、非常時、重大事に、議論ばかりしてはダメで、やれることをどんどん政治の力で進めなければいけません。まだ戦えます、と、ずるずる決断が延び、大変な結果となった終戦のことも思い出します。日本の指導者層の戦略作り、決断力の適格性に今なお疑問を感じます。

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