ニューヨークタイムズの12月14日の記事によると、ニューヨーク市の警察委員長(コミッショナー)(東京でいえば東京都公安委員長)に初の女性(49歳)キーチャント・スウェル女史で、黒人が就任します。女性しかも黒人の活躍の象徴です。
アメリカは自治体警察ですので、市役所の組織に警察が存在します。警察を指揮、管理、監督するのが警察委員長です。日本では公安委員長は非常勤でかつ名誉職で、直接指揮を執ることはありません。アメリカでは、警察委員長(身分は警察官でありません)常勤で直接の治安の指揮をとります。
彼女の前職は、ニューヨーク州のナッソー郡の保安官事務所の刑事部長。ニューヨーク市の黒人の警察委員長としては3人目です。拙論(ニューヨーク市の治安政策、明治大学ガバナンス研究紀要論文、2019年、10万字の小論です)でも紹介しましたが、1992年に警察委員長に就任した黒人2人目の警察委員長ブラウン氏(その後ライス大学教授、ヒューストン市長)が治安政策に貢献したことで有名です。パンデミックなどによりニューヨーク市の治安悪化が心配です。彼女の辣腕ぶりを期待します。
また、12月16日のPOLITICS(政治)という専門誌によりますと、ニューメキシコ州のラス・クルーセス市(人口10万人)の市議会で、定数6人(日本の市議会と比較し小規模です)全員が女性となったとのことです。この市では市議会議長が市長を兼務する制度で、女性市長との女性議員の活躍を期待します。
日本のマスコミはアメリカの人種差別を喜んで報道します。アメリカは報道の自由があり、何を書いても追放されたり暗殺されません。ですからこぞってアメリカ批判をします。ロシア、中国、北朝鮮の批判記事を書くと特派員が追放されたり、逮捕されたり、はたまた暗殺される恐れがあります。ですから日本のマスコミは、ロシア、中国、北朝鮮の本当の姿を書かない傾向にあります。黒人女性がニューヨーク市の治安政策の要ポストに就任したり、ラス・クルーセス市議会議員が全員女性と言ったニュースは日本で紹介されません。残念です。