日大前理事長、理事、評議員、法学部長、危機管理学部長などに喝!

21年9月、東京地検特捜部は背任容疑で日大本部、日大事業部など家宅捜索をしたとの報道がありました。10月、東京地検は日大理事井ノ口忠男と大阪の医療法人理事長藪本雅巳を背任容疑(板橋日大病院の建替え計画関連で2.2億円以上)で逮捕しました。その他にも背任容疑が複数ルートがあるとのことです。最終的に田中理事長が逮捕されました。

アメリカの大学に留学し、アメリカの大学経営事情を多少知っている立場から以前から日大の理事長の経歴やガバナンスについて疑問に思っておりました。大学の学長、理事長は博士号を持ち、大学の将来構想を作成し、その目標に向かい大学を運営する役割を持っています。民主的な選挙で、品格ある、学識ある人物が、学長や理事長が選ばれます。日本のような文部科学省がありませんから、大学は自主的に、民主的に、厳格に、管理運営され、評議員や同窓会、学生などの声が重要な要素となります。田中理事長は相撲の世界では実績を残した人物ですが、学問の分野では実績はない方でしょう。博士号も持っていません。また、田中の腰ぎんちゃくとも言ってよいのでしょうが、理事の井ノ口も同様、博士号も持たず、ゴマすりと口先と腕力だけで理事になったのでしょう。このようなレベルの人物が理事、理事長に就任することはアメリカの大学では考えられません。田中理事長、井ノ口理事を推挙した時の評議員や学部長等は、今どうしているのでしょうか。想像ですが、田中から投票依頼を受け金でも貰ったのでしょう。こうした理事、評議員等も調査対象とすべきです。

9年前の2013年2月1日の新聞報道で、「日大田中理事長が委託先の建設会社から500万円超を受け取った」と報道されました。疑問の一つ、なぜ、その時、厳しい内部調査がされなかったのか不思議です。その時の日大の顧問弁護士は「指摘の金銭のやり取りはありません」と回答、疑惑の建設会社の顧問弁護士も「資金提供はしていない」と回答。嘘をついた弁護士も同罪です。弁護士資格を返上すべきです。

多くの理事、評議員、学部長など、事なかれ主義のアホンダラだったということでしょう。日大の法学部長、危機管理部長など、肩書だけの人物で、長いものに巻かれろ式の卑しい人間でした。マスコミなどで政府批判や社会批判をする日大教授も多くいますが、自分の組織を公正、適切に運営できない人物が偉そうなこと言うなと言いたい気持ちです。

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