アメリカの労働の多様性。メジャーリーグ投手から警察官

アメリカでは労働形態が多様です。日本は基本的に終身雇用。アメリカでは何度も仕事を変えることが普通です。9月11日ニューヨークタイムズによるとメジャーリーグで投手で、引退後警察官になったアンソニー・ヴァルヴァロ(37歳)がニュウージャージー州の高速道路上で交通事故で亡くなりました。彼は2005年シアトル・マリナーズに入団、その後、2011年アトランタ・ブレ―ヴズに移籍、さらに2014年ボストン・レッドソックスに移籍。2017年ニューヨーク・ニュージャージ港湾局(ニューヨークの港湾、鉄道、空港、バスターミナル等の管理運営を担う)の警察部の警察官になりました。

日本では考えられないキャリアです。自分の能力、興味に合った仕事に就ける社会体制は、能力活用、社会経済の活性化のために大切です。90年代、日本の週刊誌で、ニューヨークに移住した40代の日本人女性がニューヨーク市警の警察官になったと紹介されました。2000年代、ニューヨークタイムズの社長は、高校の校長出身で途中入社の女性が社長に就任しました。

様々なキャリアを積み、その経験を別の職場で生かすことは社会と本人にとり有益です。終身雇用ですと、社会経済の大きな変化に労働者、会社が対応できないことが考えられます。民間から公務員に、逆に公務員から民間に、大学から民間に、民間から大学にと雇用が弾力的に変わる必要があります。私はこれが新しい資本主義の在り方の一つと思います。

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