ニューヨークタイムズ10月30日の記事によりますと、1965年世界的に話題となったマルコムX殺人事件の犯人として逮捕されたムハマンド・アジズ氏とハリル・イスラム氏の2人が20年以上の服役を経て、昨年の11月冤罪と分かり、当時捜査を担当したニューヨーク市警の本体であるニューヨーク市役所が2600万ドル(日本円で約36億円)の損害賠償金を支払うことになりました。
原田コメント、アメリカの裁判で出される損害賠償金の額は日本で考えられない高額です。10年位前でしたか、栃木県足利市で菅谷さんが冤罪で服役し、その後裁判で冤罪の判決が出た際の損害賠償金は1億円に近い額だったと記憶しています。要は日本ではその程度です。アメリカの弁護士は、高額の損害賠償金を得るために必死で法廷でアッピールすると思います。現市長は元ニューヨーク市警の警察官でした。57年前の事件とは言え、複雑な思いでいるかもしれません。