11月14日の報道で、パリで開催されたロン・ティボー国際音楽コンクールのピアノ部門で日本人の亀井聖矢さん(桐朋学園4年生)と韓国のイ・ヒョクさんが優勝、重森光太郎さんが4位に入賞したとのことで、日本人として喜ばしいことです。ブログで何回か書きましたが、欧米では良いものは良いとして国籍差別や人種差別は感じられません。審査員の構成も中立、まじめな方々が務めているのでしょう。古くは小澤征爾がコンクールで優勝したり、比較的最近では辻井伸行がコンクールで優勝したり。
日本では、学閥や師匠と弟子の関係で入賞者が決まることが多いように感じます。以前も書きましたが、台東区が主催する奏楽堂コンクールで、以前は芸大名誉教授の平野氏が審査員を務め、特定の方が入賞していたようです。主催者の台東区の幹部からも審査がおかしいと感じたと証言がありました。平野氏は2013年2月週刊新潮で弟子のオペラ歌手を愛人にしていると書かれました。要は愛人の弟子、または、弟子の愛人を入賞させたり、公正な審査でないようです。日本の文化芸術レベル、芸大のレベルはこの程度と考えたほうが良いかもしれません。多くの意欲ある日本人が海外に行き挑戦する気持ちが分かります。奏楽堂のコンクールのようなことをしていたら、いつまでも日本の芸術文化レベルは三流で、海外から見向きもされなくなります。